特選小説2022年12月号特選小説2022年12月号
辰巳出版

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 特選小説での41作目の短編。

 今回のテーマは「人妻」。あとは、発売時期に季節感を合わせて、とだけのオーダー。
 12月号で10月下旬発売ってことで、安易にハロウィンネタでプロット組んでみました。

 町内会のちょっとしたハロウィンのイベントに、人妻がコスプレして……なんてのが初期のイメージです。ほとんどそのまま完成稿になった気もします。
 町内会がなんでそういったイベントするのか、とか、主人公の家業についての設定も色々考えたり調べたりしておきましたけど、今回も分量の関係でほぼカット。まあ、毎度のことです。それでも今回はそんなに削らないで済んだので、気分的・作業的には楽でした。

 ヒロインの人妻に着てもらったのは、赤ずきんちゃんのコスチューム。あの赤いフードがなんかエロっちいな、とずっと妄想してたネタなので、書いてて楽しかったです。
 そして一番書きたかったのは、「狼に(性的に)食べられちゃう」って下り。ありがちっちゃありがちですが、エロは王道、大事なので。

 改めて赤ずきんのストーリー読み返しましたけど、複数のバージョンあるんで、その違いが興味深かったです。あと、冷静に考えるとなかなかエロい&エグいなぁ、と思いました。昔話って、そういうの多いですよね。

 ヒロインである人妻の娘さん、お母さんと一緒にコスプレしてますが、10年後くらいに「あのとき、ママとしてたこと、私にもしてください」と主人公に迫るところまでセットでプロット考えました。
 今作のアンケート結果よかったら、後日談を書かせてもらえる、かも?

 人妻ヒロインの娘が将来、主人公に迫るってパターン、私の大好物なのです。ぐへへへ。