202110お世話させてください 長男の嫁、次男の嫁
青橋由高
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「お義父さん、今日は大丈夫だから、どうか膣中に」
両脚を腰に絡め、膣道を締めつけてくる可愛い嫁。
香奈子に口づけしながら白濁を子宮奥へ注ぎこむ。
妻を亡くした秀行の生活を笑顔で支えてくれた長男の嫁がこんなに性に積極的でいやらしい身体をしていたとは……
「抜け駆けは駄目」と次男の清楚な嫁まで迫ってきて……

その2から続く)

 今作も、例によって例のごとく、ページが足りませんでした。そのため、泣く泣くカットしたシーンが色々あります。特に今回は文庫換算14ページ分くらいのエロシーンあったので、ここで復活させます。
 本編の最終章、3人だけで温泉に入った直後に該当します。

 カットシーンの中に、どうしても組み込みたかったセリフなどがいくつかあったため、完成稿にはちょっと変えた形で残しました。よって、今回公開するテキストとは一部、重複してるところもあります。
 元々はこういう形だったんだ、と思ってもらえると幸いです。

 ネタバレっちゃネタバレなんで(なにしろ最後の3Pシーン)、気にする方は、先に本編を買って読んでくださいませ。

 なお、ローションでのご奉仕シーンがメインなので、本番はございませんのであしからず。

(以下、カットシーン)
「そうね。お義父さん、ちょっと待っててくださいね」
 二人は秀行を残して湯を出ると、脱衣所からなにかを持ってきた。
「そんなもの持ってきてたのか。しかも、電動の空気入れまで用意して」
 二人が床に敷いたのは、銀色のエアマットだった。いわゆる、そういうお店で使われるであろうものである。
(なにか企んでるとは思ってたが……これは予想以上の代物だったな)
 落ち着いた雰囲気の温泉が、これ一つで途端にいかがわしくなった。
「見つけたのは紫乃ちゃんですよ。いつか使ってみたかったそうです」
「お、お義姉様、それは内緒って!」
 紫乃の白い肌が羞恥に赤くなる。
「いいじゃないの。旅の恥はかき捨てって言うでしょ」
「それは、周りが見知らぬ人だからって意味だよ。ここにいるのは全員身内だから、かき捨てにはならないと思うが……」
 秀行の冷静な指摘に対し、香奈子も紫乃も反応しない。二人の興味はもう、目の前のエアマットと、これを使ったプレイに移ってるようだった。
(いや、俺も一緒か。年甲斐もなく、興奮してしまってる)
 知識としてはあるが、実際に使った経験はない。
「お義父様、準備が整いました。どうぞこちらへ」
 紫乃が秀行の手を引き、浴槽からマットへと導く。この間に、香奈子が準備していたローションがエアマットに塗布された。
「ホントは身体で伸ばすみたいなんですけど、滑りそうで怖かったので、手でやっちゃいました」
「香奈子さん、詳しいね」
「全部、紫乃ちゃんが教えてくれました」
「お義姉様、それも内緒だって……っ」
 義姉の裏切りに、紫乃が再び頬を染める。ただでさえ色白な素肌が、温泉と羞じらいで桃色になるのは、たまらなく妖艶だった。
「お義父さん、紫乃ちゃんばっかり見てずるいです。わたしも見てください。ぬるぬるなんですよ?」
 香奈子はローションを自分の裸身にかけると、そのまま秀行に抱きついてきた。
「おおぉ!? これは……これは凄いな」
「あら、お義父さん、ローションは初めてですか?」
「ああ。香奈子さんは?」
「わたしも初めてです。紫乃ちゃんは一人で試したことあるみたいですけど」
「だからお義姉様、私の秘密を次々とお義父様にばらすの、おやめくださいっ」
 本来は恥ずかしがり屋の紫乃が、うっすらと涙ぐんだ目で香奈子を睨む。
「ごめんね。羞じらったり照れる紫乃ちゃんが可愛すぎるから、つい」
 香奈子がローションまみれのまま、紫乃を抱き寄せる。紫乃も本気で怒ってるわけではなく、ただ甘えてるだけなので、
「もう。お義姉様の意地悪」
 と、すぐに笑顔を浮かべ、香奈子の背中に手を回す。
(これは……実に素晴らしい光景だな)
 三十一歳と二十四歳の美人姉妹が全裸で抱き合う姿は、男にしてみれば尊いほどに美しく、そして扇情的だった。人妻の豊かな乳房と、未亡人の慎ましやかな膨らみが重なるところが、特に秀行の劣情をかき立てる。
「可愛い妹との仲直りも済みましたので、早速始めますね。まずはそこに俯せになってください」
 寝そべってみてわかったが、エアマットは案外と広かった。これでも通常サイズらしい。
「キングサイズもあったんですけど、いくら空気を抜けば小さくなるとはいえかさばるので、今回はこっちにしてみました」
 そう説明しながら、秀行の右側に紫乃が寝転ぶ。
「くっつけば、三人でも大丈夫ですね」
 左側に座った香奈子の手には、ローションのボトルがあった。
「ちょっと冷たいかもしれませんが、我慢してください」
 とろとろと、透明で粘り気のあるローションが秀行にたっぷりとかけられたと思った直後、左右から嫁たちが抱きついてきた。秀行にかけたローションを、二人が自分の裸身を使って塗り広げるように動く。
「おっ、おっ、おおお……っ!」
 くすぐったさと心地よさの、絶妙なハイブリッド感。ただぬるぬるしてるだけではなく、女体の柔らかさや弾力、そしてしこった乳首や、アンダーヘアの感触が同時に襲ってくるのだ。
「お義父さん、いかがです? 五十四年目にして初のソーププレイは?」
「たまらないね。正直、ここまでとは思ってなかった。長生きはするもんだ」
「んふふふ、また、お義父様の初めてをいただいちゃいましたね」
 最初はマットの上で滑りすぎてうまく動けなかった二人も、徐々に慣れてきたのか、より大胆かつ淫靡なアプローチをしてきた。
「ああ、あん、はあん」
 香奈子は自慢の豊乳を秀行の肩甲骨に、
「んっ、あっ、ンンン……っ」
 紫乃は弾力のある美乳を腕に、それぞれ押しつけてくる。
 そして二人に共通してるのが、脚を絡め、秘所を擦りつける動きだった。秀行の左右の脚が、それぞれ嫁たちにがっちりロックされる格好だ。無論、秀行としたら夢心地なのだが、奉仕する側の嫁たちはそれ以上に昂ぶってるようだった。
「やあン、これ、気持ちイイ……あっ、あっ、お義父さんの太腿、硬くて気持ちイイです……ダメ、腰、くいくいしちゃうぅん」
「お義父様の身体、どんな角よりも素敵です、ああ、いけないのに、はしたないのに、腰が勝手に動いちゃいますよぉ……あっ、あっ、はああぁ!」
 まさに、義父の身体を使った角オナニーだった。紫乃はさすがに慣れた腰使いだったが、香奈子の動きもなかなか激しい。擦れるたびに立つ水音がローションによるものなのか、あるいは愛液なのか、もはや判別がつかない。
「はあぁっ、ダメ、イク……お義父さんの太腿でイク……ッ」
「紫乃も、紫乃も一緒に……アアアッ!」
 旅先の温泉で、初のローションプレイということもあってだろう、二人はあっさりと達した。香奈子は秀行の脚を太腿でぎりぎりと挟み込み、紫乃は早くも潮を秀行に浴びせかけながら、ほぼ同時にアクメの波に攫われる。
 長男の嫁の豊乳と柔らかな太腿を左半身に、次男の嫁のしなやかな肢体と温かな潮を右半身に感じながら、秀行はこれから始まる淫らな宴を予感するのだった。


(お義父さんに気持ちよくなってもらうためだったのに、わたしたちが先にイッちゃった。ローションって凄いのね)
 初体験のローションプレイに感心しながら、香奈子は静かに起き上がる。気をつけないと滑るのだが、これはこれで新鮮で楽しい。
「さ、お義父さん、今度は仰向けになってください。わたしと紫乃ちゃんで、たあっぷり、マッサージしちゃいますからね」
「マッサージなのか、これ」
「もちろん、マッサージですよ。お義父様の心と身体、特に腰を労るのが今回の旅行の目的なんですから」
 くるりと反転した秀行を、再び紫乃と二人で挟み込む。マット上でどう秀行をもてなすかは、紫乃とあらかじめ打ち合わせてあった。もっとも、先程のダブル絶頂は予定になかったが。
「温泉で身体がほぐれたところで、次は心も温めてもらいます。リラックスして、わたしと紫乃ちゃんに任せてくださいね」
 ローションを追加し、ぬるぬるの女体を秀行に擦りつける。さっきは自分たちだけ気持ちよくなってしまった反省から、香奈子も紫乃も、秀行を悦ばせることを意識する。
(紫乃ちゃんのレクチャーどおりに、っと)
 実地経験はなくとも、長年の妄想のおかげで知識だけは潤沢な義妹の教えに従い、秀行の胸や腹を撫で、膝でペニスを擦る。反対側にいる紫乃も同じ動きを見せる。ただし、接待する肉棒は一本しかないため、自然と奪い合う形になる。
「紫乃ちゃん、ここはわたしに任せて」
「いいえ、お義父様のオチ×ポは私が担当します」
 半分は戯れだが、残り半分は本気だ。義父の分身を気持ちよくする役目は自分が担いたいという嫁たちの気持ちの表れである。幸い、奪い合う動きが心地よい刺激となっているらしく、秀行が気持ちよさそうに呻く。香奈子たちにいじられた小さな乳首も、つんと硬くなっている。
「お義父さんはわたしと紫乃ちゃんの膝、どっちが好きですか? れろっ」
 赤くなった秀行の耳を舐めながら尋ねる。
「私ですよね、お義父様。はむっ」
 紫乃も逆側の耳たぶを唇で挟んで対抗してくる。
「くおっ! ど、どっちも最高だよ……くっ、あっ、待ってくれ、両耳を同時はちょっと……んおっ!」
 秀行の反応がいいと見て、香奈子たちはさらに耳責めを加速する。舐めて、甘噛みし、さらに耳孔に舌先をねじ入れる。この間も乳首や肉筒をいじり続ける。
(お耳、真っ赤っかで可愛い。本気で気持ちよくなってくれてるんだ。嬉しい)
 世話好きの香奈子は、自分が責められるのと同じかそれ以上に、相手を悦ばせることが好きだった。秀行の喘ぐ表情や声だけで下腹部が疼き、秘裂から愛液が分泌される。
「わたし、お義父さんのおかげで今、とても幸せです。妻として、母として求められるのはもちろん嬉しいんですけど、女としてのわたしはずっと放置されてました。でも、それをあなたが救ってくれたんです」
 秀行にたっぷり揉まれ、愛でられた乳房を押しつけつつ、この旅行中に送ろうと思っていた感謝の言葉を口にする。
「お義父さんだけなんですよ、わたしを名前で呼んでくれるのは。『お母さん』や『ママ』ではなく、香奈子って呼んでもらうの、すっごく嬉しかったんですから」
 香奈子は顔を寄せ、唇を重ねた。愛情と感謝を込めたキスを贈る。
「これからもいっぱい、わたしを可愛がってくださいね、お義父さん」
「ああ、もちろんだ」
「お義姉様、ずるいです。キスの予定は、もっと先だったのに。……私も、お義父様のおかげで幸せになれました。夫を亡くし、一人寂しく朽ちていくだけだった憐れな未亡人を、お義父様は救い出してくださいました」
 香奈子の顔を押し退けるようにして、今度は紫乃が秀行の唇を奪った。舌を絡めるというよりも、唾液を注ぎ、混ぜ、そして啜る、そんなキスだった。
「こんなふうに唾を絡めるキスすらしてもらえなかった私に、お義父様はたくさん、素敵なことを教えてくださいました。いっぱい恥ずかしいところも見せましたが、それでもいいと言ってもらえたときの感動は、死ぬまで忘れません」
「うん。俺が少しでもきみの助けになれたのなら、嬉しいよ」
「でも、おかげで私、わがままになってしまいました。だからお義父様、最後まで紫乃の面倒を見てくださいね」
「ああ。……まあ、俺も若くないが、頑張れるうちは頑張るよ」
「大丈夫ですよ。少なくともお義父さんのオチン×ンはこんなに元気なんですから。うふふ、いい子いい子」
 香奈子は秀行の乳首をまさぐっていた手で、膨れた亀頭を優しく撫でる。ただでさえ敏感な部分をローションまみれの指でいじられた秀行がうっ、と呻く。
「お義姉様、ずるいです。……お義父様のタマタマ袋、こんなにずっしりしてるじゃないですか。嫁を孕ませる気、満々ですよね?」
 鈴口を義姉に取られた紫乃は、陰嚢をまさぐる。
「くっ、待て、二人がかりはまずい……!」
 このまま射精まで導きたい気持ちは香奈子にも、そして恐らくは紫乃にもあったが、自重する。なにしろ夜は始まったばかり、先は長いのだ。二人で立てた今夜のスケジュールは、まだまだ序盤である。
「うふふふ、諦めてください。今日はこの先、ずうっと二人がかりですからね」
 香奈子は紫乃に目で合図を送る。次の奉仕に移るというサインだ。
「それではお義父様、こちらにお座りください」
 備え付けの木製の風呂椅子に秀行が座る。それを香奈子と紫乃が挟むように左右に立つ。滑ると危ないので、自分と紫乃の足下だけは湯でローションを洗い流しておいた。
「毎日酷使されてるお義父さんの手を、マッサージしますね」
 そう言って香奈子は秀行の腕を跨ぐ。
「これ、タワシ洗いっていうみたいです。私のタワシはあまりありませんけど、お義姉様のはたっぷりあるから、きっと綺麗になると思いますよ」
 紫乃が香奈子の股間を見て、悪戯っぽく笑う。秀行を挟んで向かい合う格好なので、互いの顔や裸身が丸見えだった。
「だって、お義父様がわたしのヘアが好きだって言ってくれたんだもの」
 今回の旅行に合わせ、アンダーヘアもしっかり処理することも考えた。だが、秀行が香奈子の自然な生えっぷりが好きだと言ってくれたので、敢えて最低限の手入れだけに留めたのだ。
「ああ。俺は香奈子さんのあそこの毛、色っぽくて好きだよ。ふわふわしてるのも、濡れてぺったりと恥丘に貼りつくのも、どっちも素敵だと思う」
「まあ、お義父さんってば……」
 嬉しさのあまり、腰の前後運動が激しくなる。当然、股間から生じる快感も増す。タワシ洗いとは言ってるが、不慣れな香奈子たちのそれは秘毛というよりも、女陰を擦りつける動きになっている。
「お義父様は、紫乃の薄い毛はお嫌いですか?」
 対抗して、紫乃の腰も妖しくくねる。
「そんなことはないさ。もちろん、紫乃さんの生え方も好きだよ。楚々として、きみらしい」
「ありがとうございます、お義父様。……ンン……お礼に、たっぷりご奉仕しますね。……あっ……ああっ……はああぁ……っ!」
「ご奉仕しますとか言って、紫乃ちゃんのほうが気持ちよくなってるじゃないの。お義父さんの腕、あなたのおツユでべちょべちょよ?」
「ち、違います、これは、これはローションで……あっ、あっ、お義父様の手、ごつごつして気持ちイイ……逞しくて、素敵ぃ……ああっ、イイ、擦れて、たまんない……ッ」
 先程、太腿に擦りつけて達したときと同じかそれ以上の速さだった。
(紫乃ちゃんってば、ホントにこういうのに弱いんだから。でも、感じてるときのこの子、凄く可愛いのよねぇ)
 普段は少しとっつきにくいところもある清楚でクールな義妹が、こうして肉欲を曝け出してくれるのは、香奈子にも嬉しいことだった。自分たちを信頼してくれてる証だからだ。
「紫乃ちゃん、ダメでしょ。これはお義父さんのためにやってるの。自分だけ感じてたら、本末転倒よ」
「だって、だってぇ……お義父様の腕がごつごつで、ローションがぬるぬるで、目の前にお義姉様がいらっしゃって、全部見られてると思うとぉ……アアッ」
 ぎくん、と紫乃の裸身が強張った。絶頂したらしい。しょわしょわとイキ潮が漏れ出し、秀行の手を濡らす。
「俺は全然かまわないよ。二人が感じてるのを見てるだけで、最高に興奮するからね」
「お義父さんは紫乃ちゃんに甘過ぎです」
「香奈子さんにも甘くしてるつもりだけどな。それに、紫乃さんに一番甘いのはきみだろう?」
 秀行の指摘には答えず、代わりに腰を揺すってタワシ洗いを続ける。紫乃のように女陰を擦りつけたい気持ちもあったが、ここは秀行に好きと言ってもらえた陰毛をアピールするように腰を振る。
(やだ、ローションのせいでお毛ヶ、凄いことになってる)
 まるでたっぷりと墨汁を吸った毛筆のようなヘアを、秀行がじっと視姦してくれるのが恥ずかしくもあり、嬉しくもあった。
「お義父さん、あまり見ないでください……ああっ、恥ずかしい……恥ずかしいからぁ……あっ、ダメ、腰、勝手にぃ……ッ」
 陰唇を擦りつけなくとも、クリトリスが腕に当たる。最も鋭敏な肉豆が刺激されるのだから、当然、愉悦も込み上げる。しかも今はローションも加わっているため、香奈子の快感曲線は急激な上昇を始めた。
「我慢しないでいいよ。俺に香奈子さんの淫らで綺麗なイキ顔を見せて欲しい」
(ああっ、今、そんなこと言われたら……イヤ、イク……イク……ッ)
 ぎゅうっと太腿で秀行の腕を挟み、腰をぐっと前に突き出し、香奈子はオルガスムスを迎えた。紫乃のように潮を漏らさなかった代わりに、尻が何度も大きく跳ね上がる。
「はっ、はうっ、はううぅっ……! 気持ち、イイ……ッ」
 女悦に蕩ける顔に注がれる秀行と紫乃の視線を感じながらの絶頂は、とても恥ずかしく、そしてそれ以上に昂ぶるものだった。