202110お世話させてください 長男の嫁、次男の嫁
青橋由高
フランス書院文庫(サンプルはこちら)
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「お義父さん、今日は大丈夫だから、どうか膣中に」
両脚を腰に絡め、膣道を締めつけてくる可愛い嫁。
香奈子に口づけしながら白濁を子宮奥へ注ぎこむ。
妻を亡くした秀行の生活を笑顔で支えてくれた長男の嫁がこんなに性に積極的でいやらしい身体をしていたとは……
「抜け駆けは駄目」と次男の清楚な嫁まで迫ってきて……

その1から続く)

 ヒロインが複数なのは、最初から決まってました。息子の嫁たちと同時に関係持つって、背徳感マシマシだよね、というのが企画時の狙いでもありましたから。私の黒本作品、長編はここまですべて複数ヒロインのはず。特に深い理由はありません。

 3人という案もあるにはありました。が、さすがに息子の嫁3人同時に、となると設定が難しくなるし、なによりページ数絶対に足りなくなるとわかりきってたので、2人に。300ページ以上欲しい……。

 今作では次男の嫁が未亡人なのですが、これは担当さんのリクエストでした。両方未亡人ってのも考えましたけど、それだとそっちの属性がメインになりそうで企画がぼやけるかもと思ったので、今回は片方だけ。もし、この本が売れて好評だったら、両方未亡人バージョンやれるかも?

 2人のヒロインのうち、次男の嫁である紫乃(しの)を未亡人としました。紫乃より歳上の、長男の嫁・香奈子(かなこ)にしなかったのは、企画時のキャラ設定との絡みですね。あと、香奈子の子供が可哀想だと思ったので。

 香奈子のキャラはほぼ、企画時のままでした。かなりの世話好きって設定があったものの、作中ではあまり活かせなかったのがちょっと心残り。ページが、ページが足りない……っ。

 一方の紫乃は、大枠のキャラは変わってませんけど、より深く、マニアックになっちゃいました。書いてるうちに、勝手にそうなっちゃった系ですね。執筆しながら変わった点も多く、改稿は香奈子よりも手間取りました。初めて主人公の秀行と関係を持つシーン、初稿だともっともっと長かったんですよ。さすがにテンポ悪くなっちゃうしページ足りなかったからカットしましたが。

 あ。今思い出した。香奈子も、当初はもうちょっと控え目なキャラでした。一章の展開はプロットのときから決めてたとおりですが、細かい点は色々変えましたね。最初はあれよりもマニアックなテイストにするつもりでしたし。

 最も変わったのは、秀行の亡妻、つまりヒロインたちの義母かもしれません。秀行がどうして今の仕事をしてるのかとか、無駄に細かい設定作っておいたにもかかわらず、見事に作中ではカット。私の作品、いつもこんな感じですねえ。もう慣れた。

 カットといえば、最終章のエロエロハーレムエッチシーンも一つ、ばっさり削除したものがあります。温泉のシーンなんですが、初稿ではあそこに、疑似ソーププレイがありました。10数ページあって、一応残してあるから、近日中に公開します。担当さんに一応確認しておこう。

 そして今作、私の長編では恐らく初めて、プロローグとエピローグがありません。ページ数対策ってのもありますが、一応、用意はしてたんですよ。ただ、別にこれなくてもよくない?……と感じたので、やめました。そんだけです。次回作からはしれっと復活させてそう。
 そもそも、一章の冒頭と最終章の終盤が、最初からプロローグ・エピローグっぽかったですしね。

 本の帯に使われてるのが「お義父さま はしたない嫁でごめんなさい」ってコピーですが、これ、お気に入りです(考えたのは私ではなく、フランス書院のどなたかです)。この作品の、特に紫乃のイメージにぴったりかと。

 香奈子と紫乃、そして秀行の3人が織りなすエロエロハッピーエンドな物語、楽しんでもらえると嬉しいです。

その3に続く)

表紙・カバーあり帯付きバージョン