202110お世話させてください 長男の嫁、次男の嫁
青橋由高
フランス書院文庫(サンプルはこちら)
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「お義父さん、今日は大丈夫だから、どうか膣中に」
両脚を腰に絡め、膣道を締めつけてくる可愛い嫁。
香奈子に口づけしながら白濁を子宮奥へ注ぎこむ。
妻を亡くした秀行の生活を笑顔で支えてくれた長男の嫁がこんなに性に積極的でいやらしい身体をしていたとは……
「抜け駆けは駄目」と次男の清楚な嫁まで迫ってきて……

 2021年10月発売。通算74冊目(アンソロ系含まず)。フランス書院文庫では15冊目。

 私が最初に息子の嫁という属性作品を世に送り出したのは、多分、8年前に特選小説で発表した「息子の嫁」が最初。
 この短編は好評だったのか、ネタとしていじりやすかったのか、何度もAVとして実写化されました。今年も1本あったので、合計で7回くらい?映像化されてます。多すぎて、私ももう把握しきれてません。……今気づいたけど、一番新しいやつ、まだ見てなかった。あとで再生しよう。

 ここまで受けがいいなら、長編でやってみたらどうだろうか、というのが今作の企画のスタートでした。
 調べてみたら、今年の3月に担当さんとメールで遣り取りしてました。私はこのときから「主人公には息子が2、3人いて、それぞれに嫁(義理の娘)がいる」って書いてますね。

 そもそも私の黒本の長編は全作品ヒロインが2人か3人なのですが、どちらも息子の嫁、という点が重要です。息子の嫁と別属性のヒロインの組み合わせではないのです。息子の嫁って属性を前面に出すわけです。
 また、担当さんから別の要素も提案されてて、それらや私のアイディアも組み合わせて企画を練りました。まあ、実際に作業を始めたのはメールの遣り取りから4ヶ月以上経ってからだったんですが! プロットを作ったのは、7月中旬ですもん。
 なんでこんなに間が開くのか。簡単です。美少女文庫とかeブックスとか特選小説とか販促SSとかあったからです……。

 10月発売を打診されたとき、ちゃんとスケジュールは確認したんです。計算したら2週間ほど余裕があるのがわかって、よーし、これなら数年ぶりに連休とれちゃうんじゃないのー、うふふふー、なんて考えてました、このときの私。
 まさか、2、3日で終わると見てたeブックス、「美姉妹月下無惨 吸血鬼の妹は処女を散らされ、姉は淫らに咲き乱れる」の作業に3週間かかるとは思いませんもん。

 本当にスケジュールがピンチで、ストレスで胃腸がやられました。間に合わないかもしれないって恐怖で、何度も悪夢見ましたし。病院行ったら「え、この強い薬でも治らないの?」と驚かれるくらいでした。どんだけメンタル弱いんだ、私。

 ただ幸いなことに、執筆そのものは楽しかったんです。書きながら新しいアイディアはどんどん浮かんでくるし、特にキャラがほぼ固まってからの作業後半は我ながらいい感じでした。いつもあんな調子ならいいんですがねえ。

 途中で「あー、これ、ページ的に厳しいなー。でも思いついちゃったしなー、取り敢えず書いちゃえ」って状況にもなりましたが、案の定、改稿のときに大幅カットしました。でも、足りない分を足すよりも、削っていったほうがよくなる気がしてるので、クオリティ的にはプラスだったと思います。……思わないと切ないし!
 このときにカットしたシーン、もしかしたら近日中にここでアップするかもしれません。

 脱稿した直後、
「もしかしたら、もう少し時間があれば、もっといいアイディア浮かんだのかな……」
 と不安になりました。時間に追われたせいで全力を出し切れなかったかも、という可能性に脅えたのです。
 が、その後も特に新しいネタが浮かぶこともなかったため、ちゃんと全力の自分を出せたのだと安堵したのをよく覚えています。
 でも、次があるなら、絶対にもっと余裕あるスケジュールにする……!

(その2に続く)