
スコラマガジン
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特選小説での37作目の短編。
今作は、昨年12月にフランス書院文庫から発売された「密着ご奉仕させてください 未亡人母娘の淫らな腰つき」のスピンオフとして企画しました。特選小説さんでスピンオフやるのはこれが2回目。前回は「二時間遅れのクリスマス」で、元ネタは美少女文庫の「生徒会長・愛ヶ淵愛理はマゾられたい Mな幼なじみと特別補習」でした。
もちろん、今回も元ネタ知らなくても楽しめるように書いたつもりですのでご安心を。
ベリーダンス教室の講師がヒロイン。元ネタの黒本では名前も出てこなかった先生です。
この教室に母親が通っていて、その縁でヒロインと出会い、片想いしてる大学生が主人公となります。
ま、実際は両想いなんで、さくさくっとお話は展開します。
元ネタの長編ではこの先生、ヒロイン(娘)にこんなセリフを言ってます。
「外国のある地域ではね、女は旦那様をその気にさせるため、寝室で踊るんだって。綺麗にお化粧して、セクシーな服を着て、愛する人にだけダンスを見せるの。素敵だと思わない?」
これ書いたときから、お、スピンオフに使えるじゃん、とか考えてました。このセリフから逆算した感じのプロットですね。
ただ、初稿書き始めてすぐ、当初のプロットからどんどん逸脱してしまったのは誤算でした。念のために早めに作業に着手したのに間に合わず、スケジュールがだいぶ狂っちゃいましたね。遅筆すぎる。
スピンオフというよりも、もう一つの「密着ご奉仕させてください」って感じの作品になった気がします。
元ネタのキャラたちもちょっとずつ登場してますので、2つ合わせて楽しんでもらえると嬉しいです。
作品とは関係ありませんが、この号でリレーエッセイ「作家的日常」も書きました。通算2回目。前回はなんと9年前!
困ったのは、こういうご時世なんで、書くネタが見事にないことです。日記を読み返しても、
「○月×日(月曜)晴れ
原稿8ページ。そこそこ。
下半身トレーニング3セット。」
とか、こんな感じのことしか書かれてないし。なんの役にも立たなかった……。
それでも色々書きましたんで、こっちも読んでやってくださいませ。
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