栗栖川くるみは娶られたい嫁入りメイド・栗栖川くるみは娶られたい
青橋由高(著)・水平線(イラスト)
フランス書院 美少女文庫
第一章試し読み

メロンブックス(特典あり)
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版元ドットコム(詳細情報あり)
栗栖川くるみ、本日より専属メイドになりました!
カーテシーを決め年下幼なじみが押しかけ嫁宣言!
保護者から結婚前提のご主人様に!?
指を甘噛みし、甘えながらの初体験。制服で逆バニーでサンタ姿で――
からかい振り回す、ご奉仕全開青春イベント!
「たちゅろ、くるみをメイド妻にしてください!」

その1から続く)

 今作ではいくつか、やってみたいことがありました。
 まずは、カラーイラストにもなってる逆バニーガール。ここにメイド要素も加わるので、正しくは逆バニーメイド、ですね。
 ネットで流行ってるのを見たときに、これはやらねば!と思ったのです。まあ、普通のバニーさんも大好物なので。

 くるみはぐいぐい来るタイプのヒロインではありますが、勢いを借りてるところも少なくなく、ときどき我に返って羞じらったり、急に臆病になったりするところも、当初から決めてました。だから、逆バニーのシーンは私もお気に入り。

 歳上の主人公を呼び捨てにするヒロインってのも、今回やりたかった設定ですね。歳下のヒロインに呼び捨てにされる、と書いたほうが属性的にはいいのかな?
 歳上の幼なじみを呼び捨てにしたり、ため口にするってのは、個人的にも好物なのです。
 ただくるみの場合は、主人公の達郎を「達郎」と呼び捨てにはするものの、敬語なんですよね。この組み合わせは、書いてて楽しかったです。
 甘えるときに「たちゅろ」と、子供の頃の呼び方をさせるのも気に入ってます。

 でも、実はもう一つ案があって、初稿の後半に入るまで悩んでました。名前ではなく、主人公を「お兄さん」と呼ぶパターンです。実際、プロットではそうなってましたしね。「たちゅろ」呼びさせる魅力に負けて、今回は取り下げましたが。
 達郎を兄ポジションよりも父ポジションにしたかったこともあります。

 ……こう書くと、我ながら、妙な趣味してるな、と思います。読者の中に、同じ嗜好の方がいると嬉しいです。カップルのお互いの呼び方って、萌える要素ありません?


 栗栖川(くるすがわ)くるみって名前は、おかげさまで好評だった「生徒会長・愛ヶ淵愛理はマゾられたい Mな幼なじみと特別補習」のヒロインにあやかって命名しました。名字と名前の頭の部分が一緒&名字が漢字で名前がひらがな……ってパターンです。あいあい、くるくる、と。
 次があるなら、「吉良山(きらやま)きららは吸われたい」、みたいな感じですかね。いや、これ、適当に考えたやつですが。


 プロットのとき、キャラのイメージを固めるために作中で言いそうなセリフを書き出すことも多いです。今作だと、こんな感じでした。

・「あんなふうに優しく厳しく大切に育てられて、好きにならないはずがないのでは? 乙女心に擦り込みした責任とって、成人後も私をよろしくお願いします」
・「達郎は女運が悪いです。ここはもう、私で妥協したほうが幸せになれますよ? 幸せにしますよ?」
・「あんなふうに優しく、甲斐甲斐しくお世話してもらったら、好きになっちゃうに決まってるってこと、今度は私が達郎に教えてあげます」

 改めて読み返すと、企画の時点からくるみのキャラはほとんど固まってたんだな、とわかります。
 ただし、外見に関してはほとんど決めてなくて、基本、水平線さんに丸投げでした。
 髪の色が「くるみだからくるみ色」ってのも、水平線さんのアイディアを私がパクったのです。ふふふふ。

 また、くるみと達郎の関係性については、水平線さんの1冊目の単行本に収録されてる「手料理と恋心」にも影響されてます。くるみはもっとアレですけども!

(その3に続く)