202004僕を甘やかしてくれるやすらぎの人妻僕を甘やかしてくれるやすらぎの人妻
青橋由高
フランス書院文庫(サンプルあり)

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「出したくてたまらないんでしょ、素直に甘えて」
先走りを手指で亀頭に塗りこまれつつ耳元で囁かれ、晃の肉棒は暴発寸前!――二人のわけあり美人妻に蕩ける柔乳で、泡まみれの女体で、メイド服姿(!?)で、濃厚パイズリ、ぬるぬる洗体、3Pご奉仕を施され……
締めつける膣襞に癒やされる、ここは甘やかしの宿!

その1から続く)

 執筆の中盤くらいで、自分がハーレムもの書くときのくせ、あるいは好みのパターンに気づきました。
 すっごく雑に説明すると、誰かと主人公をシェアすることにあまり抵抗がないヒロインAと、そこに巻き込まれてしまうヒロインBって組み合わせですね。
 勘違いメイドヒロインがA、勝手にメイド見習いにさせられてしまう幼なじみヒロインがB、とか。

 今作だと、Aが友里子、Bが早紀のポジションになります。初稿だと友里子、もっとメイドっぽかったんですけど、完成版ではだいぶ落ち着きました。早紀は最初から最後までほぼ変わらず。
 作中だとページの関係もあって詳細には描写はできなかったのですが、当初から早紀は歳上の友人である友里子に対して、友情以上の感情を抱いてます。これは企画当初から決めてた設定となりますけど、そんな早紀の気持ちに友里子が気づいてたのかどうかは、わざとはっきりと書きませんでした。
 書きませんでしたが……まー、わかりますよねー。あの人、気づいてたはずですよねー。後半、ぐいぐいいってますもんねー。晃が来なくても、なんらかの進展はあったんじゃなかろうかと、作者は睨んでおります。

 作業の終盤で気づいたのは、この二人、「艦これ」の赤城さんと加賀さんっぽいなーってこと。関係性は少し違いますけどね。一応私も提督なので、無意識にイメージしてたのかも?
 でも私が嫁にするなら絶対鳳翔さん。愛人は羽黒たん。ちなみにこれ書いてる時点でのゲーム内の嫁は93名。はいそこ、いくら課金したか計算しないよーに。

 おっと、脱線しすぎた。

 タイトルにもないように、今作では特にメイド要素を前面に出してません。私としても、メインの要素とは考えずに書きました。あくまでも売りとなる要素は、ダブル人妻ヒロイン、癒やし、甘やかし、山奥の民宿、といったところだからです。
 私が特に力を入れたのは、癒やしと甘やかしの二つ。
 プロットの時点では、自分がやってもらいたい甘やかしプレイをだーっと箇条書きにしました。引用すると、こんな感じです。原文ママ。

・癒しプレイの候補は、膝枕、耳掻き、三助、マッサージ、子守歌(地元のものとか)、あーん、散髪、足の爪切り、アロマテラピー、足裏マッサージ、足コキ、赤ちゃんプレイ、おっぱい枕、等々

 初稿の段階ではあったけど改稿の時点でカットしたものもありますが、ほとんど使ってますね……あれ、我ながら凄いな。3つ4つ使えればいいやって感じでメモしたのに。
 プロット提出したとき、担当さんも「是非、全部やってください」とか言ってたっけ。

 私の作品で「あーん」登場するケース、すっげー多い気がする……。

 癒やしについては、主人公サイド・ヒロインズサイド、両面から考えてました。最初は主人公が癒やされるのですが、最終的には主人公がヒロインたちも癒やすって構成はずっと念頭にあったので。
 ただここらへんに関連した設定の多くはページが足りなくて、ずいぶんとすっきりさせちゃったのは、作者的には残念ですね。余計な要素がなくなって、よりエロと甘々要素が際立った気もするので、これはこれでよかった、かも? 判断は、読者のみなさまに委ねます。

その3に続く)