特選小説での31作目の短編。

 今回私に出されたお題は「車、野外、人妻」でした。
 やべぇと思いました。私、誰かの運転する車に乗っけてもらうオンリーの人だからです。
 でもその分、助手席や後部座席での経験は豊富(?)です。そこ活かしてみようかと思いました。作品に反映されてるかは不明ですがっ。

 ネタは数日で出たので、プロット作りは比較的スムーズに。幸い、担当さんのチェックも一発で通過。

 今作は2月の中旬に依頼をいただき、プロットができたのは3月上旬。例の大型連休を挟む関係で〆切はだいぶ早くて4月上旬でしたけど、当時の私は10数年ぶりにスケジュールに余裕がありました。というか、ほぼ休みなく延々と書いてたわけなので、ここ最近のように忙しい状況のほうがおかしいんです。去年の1月なんて外でぶっ倒れたわけだし。だーれも心配しませんでしたが。

 私もそこそこキャリアを重ねてきましたので、こういうときこそ早め早めに仕事やるべきだと知ってます。絶対に仕事突っ込まれるからです。今までそれで何度地獄を見たか。身体や心壊して病院通ったか。眠れない日々に寿命磨り減らしたか。
 そんなわけで、プロットにゴーサイン出た直後から執筆を開始しました。特選小説さんの原稿は、だいたい〆切1週間くらい前、下手すると数日前から書き始める私としてはかなり異例です。

 他の作業もやりながらだったのでちょっと手間取りましたけど、1週間ほどで初稿できました。

アクセルを踏んでください
日付に注目

 3月15日に初稿ができてます。分量超過してたので、削りを兼ねた改稿が終わったのが翌16日。〆切の約1ヶ月前です。
 私の人生で、こんなに早く原稿終わらせたことがあったでしょうか。いや、ない。

 改稿したテキストを送信したあとは、別の原稿をやってました。

 まだ分量多すぎるという連絡が来たのが3月25日。しかもかなり削らなきゃいけなくて、かなりの苦戦。この頃は色々ストレス溜まってて、心がすさみ始めてた頃です……。
 それでもなんとかやっつけたのが28日。今度こそ終わったと思いました。

 原稿で気になる点があるので確認してください、とメールが届いたのが5月8日。〆切が翌日(笑)。
 当時、別の原稿を3つ同時進行でやってたんで「ぐえっ」などと呻いたりもしましたが、小さな修正で済んだのは幸いでした。


 そんなこんなのあった作品ですけど、読者のみなさんに楽しんでもらえたら嬉しいです。