長編(美少女文庫)中編(同人誌)と来たので、3回目の今回は短編です。
 私は「特選小説」という官能小説雑誌にだいたい年に3、4本載せてもらってます。基本的には原稿用紙(400字)40から50枚の分量です。私の感覚的には相当少ないです。ギャラ一緒でいいからもっとページよこせ、といつも言ってます。もちろん無理ですけど。

 題材にしたのは、なぜかもう3回もAVとして映像化されている「息子の嫁」という作品です。2013年に発表してますね。

息子の嫁プロットプロット

 本編が短いので、プロットもコンパクトです。もっと短いときもあります。

 私は作品中に2回はエロシーン入れたいと思ってるので(ここらへんは作家によって違うと思います)、どうしても設定などをシンプルにする必要が出てきます。
 実際は、作中に出てこない設定もあれこれ考えたり原稿に書いたりもするのですが、ほぼ毎回(もしかすると一度も例外ないかも)規定の分量を超過するため、泣く泣く削ってます……。

 ただ、短編だと一つのアイディアで押し切れる(注:個人の意見です)ので、最初の取っかかりさえあれば、プロット作るのは楽だったりします。
 この「息子の嫁」だと、ヒロインの誘い受けってところですかね。あとはそこから逆算して、という感じです。

 出来上がった作品は電子配信もありますし(108円)、フランス書院文庫の短編集にも収録されてますので、是非買って(ここ大事)、比べてみてください。

通常サイズ七人のおいしい人妻
青橋由高(著)
フランス書院文庫
自己解説はこちら

息子の嫁
青橋由高
綜合図書
2016-02-04



(以下、テキスト版)
「息子の嫁(仮)」

・子供が欲しいヒロイン
・しかし夫はあまり嫁を抱かない
・そのため、ヒロインは欲求不満が募る
・一方の主人公も早くに妻を亡くし、それなりに欲求不満
・よい義父を必死に演じてはいるものの、若く美しい息子の嫁に欲情することもある
・ヒロインは義父に好意を抱いているが、自分から誘うのではなく、相手から襲って欲しいと思い、さりげなく誘惑を繰り返していた(ここらへん、歳下でも女のほうが常に上手、という感じに)
・結婚記念日だというのに夫は出張
・腹いせに二人で豪華な食事(夫のために精力増強メニュー?)
・アルコールのせいもあり、だんだん際どい会話に(子供が欲しいのに、とか)
・この夜は夫とそうなることを期待していたヒロイン、ちょっと大胆な服
・思わず勃起してしまう主人公
・それを見てその気になるヒロイン
・酔ってしまった、と嘘を吐き、寝室へと運んで欲しいと頼む
・そのままベッドに倒れ込み、初エッチ
・一度やってしまったことで、主人公、その後も何度かヒロインを襲う(形の上では)


/////キャラクター/////
○主人公:古谷 重文(ふるや しげふみ)
・ヒロインの義理の父親
・52歳
・妻とは10年以上前に死別
・まだまだ若い
・見栄っ張りで、ヒロインには理解ある父を演じようとちょっと無理してる

○ヒロイン:古谷 理絵(ふるや りえ)
・人妻
・29歳
・結婚して5年目
・三十路を前にしてそろそろ子供が欲しいと焦ってる
・最近、夫が淡白になってきたので欲求不満

○ヒロインの夫:古谷 康誠(ふるや やすなり)
・今回の噛ませ犬