通常サイズおいしい特別休暇: 女教師、シングルマザー、女子大生と
青橋由高
フランス書院文庫(公式サイトはこちら
同窓会で出会った、あこがれの元副担任教師・佐織。
豊麗な美乳が悩ましい初恋相手、独身美母・優美子。
仕草も女陰も初々しい年下の小悪魔な幼なじみ・佳奈。
故郷に帰ってきた青年を待っていたおいしすぎる再会。
29歳&38歳&19歳が、他の女に負けじと挑発を仕掛け……
三人の美女が一堂に集う寝室は修羅場? それとも楽園!?

その1から続く)

 オリジナルの短編3作を土台に新たな長編として練り直したとはいえ、基本的な流れは一緒です。特に序盤から中盤にかけての「久々の帰省&同窓会〜近所の母親〜その娘」という展開は同一。
 長編にするにあたっての売りは、短編のラストでもちょろっと匂わせたトリプルヒロインによるハーレム展開です。今作の後半がまさにそれに該当します。

 かつての恋人、がかつての副担任になったのは、ほら、サブタイルとかあらすじに「女教師」って単語があると売れるかな、という大人の計算があったからです(笑)。編集サイドからもちょこっとそういう要望もありましたしね。
 あとは年齢。打ち合わせの段階では「19歳29歳39歳」の、それぞれ一歩手前の微妙な感じを出したいですね、みたいな話もあったので。39歳が38歳になったのは、まあ、うん、特に深い理由はございません。

 幼なじみの母娘に関してはそんなに変わってません。
 ただ、娘の「都会への憧れと田舎への嫌悪」という部分は若干、マイルドになったかも。単純にそこらへんの描写をしたページやシーンを削ったからなのですが。分量的な問題で。
 母親もちょっと性格変わってますね。

 まあ、一番変わったのは女教師の佐織ですねぇ。あのフェチ要素、確かプロットのときはなかったような……。書きながらやっちゃったのかな、私。

 主人公の性格とか特徴とか特技、勤める会社や仕事の内容、実は一番手間暇かかってます。結構あれこれと調べまくって資料やネタ集めたのですが、そーゆーのを前面に出すのは作者のエゴにしかならないと自重して、大部分をカット。
 でも最低限、人の話を聞いて、愚痴にもうんうんと相槌を打ってくれる、そんなキャラであることだけは描こうと頑張りました。そこらへんのシーンもいっぱい削っちゃったから、うまくいったか自信ありませんけど……。

 そうそう、今思い出しました。ヒロインの優美子(母親)をシングルマザーにするか未亡人にしちゃうかも悩んだんでした。未亡人のほうが受けがいいかなぁ、と思う一方で、優美子のキャラなら逞しく娘の佳奈連れてバカな夫捨てるよな、とシングルマザーに落ち着きました。
 編集さんに一応聞くと、シングルマザーという属性も人気あると教えてくれたので、それも背中を押してくれましたね。

 三人のヒロインは全員好きで、書いてて楽しかったです。私は好きな話やキャラしか書けない人なので。
 母娘丼なんてもう完全に私の趣味全開ですもんね。佐織のアレとか。

 自己解説その3では、毎度お馴染みの、どこをどんなふうにカットして規定のページ数に押しこんだかの裏話というか、私の愚痴をたっぷりと暴露予定。