ただいま、絶賛改稿中です。ほとんど終わってて、別の作業と並行してやってたりするんですけどね。
 そして私の場合、改稿には分量を削る、という意味合いもかなりの割合で含まれてます。
 今回は初稿から70ページほど削る、というミッションで、残り数ページ、というところまで到達。

 さて、この削る、という作業、実は周囲が考える以上に本人の心には負担がかかってます。
 だって、苦労して書いた文章なわけですよ。出来は別にしても、どこであろうとも真剣に、本気で書いたテキストを、作者自身がカットするのです。
 ああ、このシーンは悩みながら書いたな、とか、そうそう、この言い回しは自分でもお気に入りなんだよな、なんてのがあるわけです。書いた本人にだけ通じる、付属情報のようなものがそこには存在するのです。

 私は幸いにして、でもここは削らなきゃダメだよね、などと比較的ドライに消去できちゃうのですが(最初からそうだったわけではないですよ、念のため)、それでもやっぱり心にダメージは負います。

 聞くところによると、自分の書いた文章を削るのが苦手な新人さんもいるそうです。気持ちはわかります。
 しかし、やらねばならないときもあるわけです。
 そんなとき、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ心が楽になる、かもしれない方法をご紹介しましょう。

 やり方は簡単です。初稿は初稿として別に残しておくのです。で、いじくるのはコピーした別のデータにします。
 オリジナルのデータをいじくるよりも、若干ではありますが心への負担を軽くできます。
 ちなみにこれ、私も数年前からやってますが、最近読んだとある本にも同じ方法書いてありました。

 なお、すでにこれを実行してる方には、言うまでもありませんがまったく役に立ちません。ごめんなさい。

 さーて、今夜中にあと1ページくらい削るぞー。頑張るぞー。

(最近読んだ本)

あー、終わってしまった……寂しい……。
でも、綺麗な、鮮やかなラスト。気になってたキャラたちのあれやこれやもちゃんと描かれてたし。
番外編とかでまた会いたいなぁ。


紙の本だと帯で隠れて、約1名、表紙から消えてるんですよね(笑)。