四人の女教師が泊まりにきた一週間 (フランス書院文庫)
星悠輝
フランス書院文庫(公式ページはこちら
2014-11-25

「お父さんが出張中に祐太君を一人前の男にしてあげる」
家に押しかけてきた春菜先生の宣言が始まりだった!
初めてのキス、口移しの食事、浴室の手コキ……
泊まり込んで「初体験指導」する22歳の新任女教師。
新米に任せられないと、三人の先生までやってきて、狭いリビングに女のフェロモンと淫謀がひしめき合う!?

 読む前に同業者として最初に考えたのは、
「四人って! しかも同じ職種って!」
 という、自分が書くとなったら絶対に頭抱えるであろう難題をどうやってクリアしたのか、という点でした。
 だって黒本ってきっちりページ数決まってて、美少女文庫みたいにごり押しで分量増やせないし! いや、美少女文庫も本来は分量決まってんですが! ごり押ししたらダメなんですが!

 四人のヒロインはかなりタイプがばらばらなので、キャラがかぶる、ということはありません。
 登場人物が多いとどうしても読者の意識もばらばらになるので難しいのですけど、こうすることで強くヒロインたちを印象づけられます。
 必要以上にキャラを極端に立たせるとウザくなっちゃうんですが、この作品はそういうことはありません。

 ハーレム作品で難しいのは、一人一人の描写に割けるリソースが減ってしまうことに加え、ヒロインたちの関係性をどうするかです。
 私も以前「お嬢様フォーシーズンズ」という作品で四人ヒロイン書きましたけど、二組の姉妹にしたのはこの課題をクリアするためでもありました。

タイトルなしお嬢様フォーシーズンズ
青橋由高(著)・あまかわあきと(イラスト)
美少女文庫

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 ちなみにこれの後日談を描いた同人誌がこれ。

通常サイズお嬢様アフターシーズンズ(18禁)
青橋由高(著)・あまかわあきと(イラスト)
青橋商店

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 人様の本の感想を書いていても自著の宣伝は忘れない、それが私……!

 閑話休題。

 「四人の女教師が泊まりにきた一週間」も母娘&姉妹という組み合わせです。こうすることで四人の関係性をシンプルにできて、しかも読者も理解しやすくなるというメリットがあります。
 さらに、母娘丼、姉妹丼という美味しい展開までできるのですから、実に素晴らしい手法だと思いませんかみなさん! どん!(机を叩いた音)

 ラストも甘々で、いかにもハーレム!って感じが素敵。
 ヒロインたちが競い合ったり、ときどき協力し合ったりして誘惑してくるのが醍醐味だと思うので。

 個人的にお気に入りのヒロインは、隣のお姉さん的ポジションの春菜さん。