怪盗メイドの事件簿
青橋由高(著)・有末つかさ(イラスト)
美少女文庫(公式サイトはこちら)
後日談はこちら
オータムリーフでの特典詳細はこちら
アニメイトでのフェアの詳細はこちら
(注)上記2つの書き下ろしSSは別々の内容です
2015年6月発売。通算46冊目(フランス書院文庫5冊含む。アンソロ系含まず)。
前作「恋乙女」がヒロイン2人だったから、ページ数超過して大変だったから、という理由で、単独ヒロインものにすることは早めに決定。
が。
今、当時の資料を漁ってみましたが、めちゃくちゃ苦戦してます。ざっと数えただけで20近いアイディア出してますね。いずれ使う可能性もあるから具体的には書きませんけど。
どういった経緯でそこから怪盗メイドなどというとびっきりのイロモノに着地したのかは忘れましたが、これやろう、と決めてからは結構さくさくとプロットできたような気がします。あくまでもそれまでと比べれば、ですけれど。
そうそう、前作で懲りたから、今度は先にタイトルをだいたいでいいから決めちゃおう作戦はちゃんと実行しました。「怪盗メイド」って単語を使うことはこの時点から決めてましたし、多分、いくらでもタイトルは思い浮かぶだろうという自信もありました。
ヒロインが怪盗なら主人公は探偵だよな、というのもすんなり決定。
ただ、エロとミステリはあんまり相性がよくない(と思ってます)し、そもそも私にそんな技量がないのはとっくにわかってたので、怪盗とか探偵が存在する、ちょびっとおバカな世界観でやることにしました。
結果的には想定以上におバカワールドになりましたが……!
各章のタイトルやシーンごとの見出しは名作ミステリの題名をもじったものにしよう、という案も最初からありまして、私も担当さんも乗り気だったのですが、いざ実際に作品に落とし込むのはえらい大変でございましたよ……。
最終章の「織園島(おりえんとう)急行事件」が個人的には気に入ってます、はい。
全体の6割くらいは私がつけました。残りは担当さん(ここらへんの比率は適当。目分量)。
できるだけメジャーな作品を元ネタにしてみました。
「空飛ぶ猫」とか「猫は舞い降りた」なんかも好きですねー。
あ、猫といえば今回もマスコットキャラがいます。表紙にも出てるラブリーな黒猫、フランソワーズ、通称フラン(牝)。
実はこやつ、当初のプロットでは影も形もございません。
初稿の第二章だか第三章書いてるときに急遽登場させることになって、慌てて有末さんに外見イメージ伝えてデザインしてもらったんです。めっちゃ可愛い! 特に表紙のこのフランがたまらんとです! ラブリー!
だから初稿だと序盤にはいないフランが、中盤で突然、なにごともなかったように「にゃん」などと登場するカオスな現象が(笑)。
同時に、初期の時点では「怪盗メイド」としか呼称されてなかったヒロインに「キャット」という名前もつけました。どこまでも安易! 羞じらうことなく堂々と安易路線を突き進むッ!
名前も、プロットの段階では主人公のほうが「海藤(かいとう)」って名字だったんですよね。探偵と怪盗がそれぞれライバルを彷彿とさせるような名字……ってアイディアでしたけど、わかりにくいだろうし、あんまり意味もなかったのでボツに。
さてこの海藤という名字ですが、もちろん「怪盗」もイメージしてますけど、それよりも先に考えたのは別作品に登場する海藤理華というキャラでした。
トリプル押しかけ許嫁
青橋由高(著)・有末つかさ(イラスト)
美少女文庫
詳細はこちら
左の黒髪の娘が海藤理華です。
今作では特に触れてませんけど、理華の親戚になります。
怪盗メイドの凄い身体能力はもしかしたらあの血の影響もあるのかもしれません。
主人公の名前は……ま、わかりますよね。
(その2に続く)
青橋由高(著)・有末つかさ(イラスト)
美少女文庫(公式サイトはこちら)
後日談はこちら
オータムリーフでの特典詳細はこちら
アニメイトでのフェアの詳細はこちら
(注)上記2つの書き下ろしSSは別々の内容です
「今宵もご奉仕いたします」
月光の下、妖しく微笑む怪盗メイド・キャット!
高校生探偵が追う彼女の正体は?――
「今夜もご奉仕してあげる」
一緒に事件へ挑む幼なじみメイド・海藤芽衣?
初体験! 騎乗位H! お仕置きH!
謎を解けば怪盗メイドのご主人様に!?
キミにハートを盗まれるミステリー!
2015年6月発売。通算46冊目(フランス書院文庫5冊含む。アンソロ系含まず)。
前作「恋乙女」がヒロイン2人だったから、ページ数超過して大変だったから、という理由で、単独ヒロインものにすることは早めに決定。
が。
今、当時の資料を漁ってみましたが、めちゃくちゃ苦戦してます。ざっと数えただけで20近いアイディア出してますね。いずれ使う可能性もあるから具体的には書きませんけど。
どういった経緯でそこから怪盗メイドなどというとびっきりのイロモノに着地したのかは忘れましたが、これやろう、と決めてからは結構さくさくとプロットできたような気がします。あくまでもそれまでと比べれば、ですけれど。
そうそう、前作で懲りたから、今度は先にタイトルをだいたいでいいから決めちゃおう作戦はちゃんと実行しました。「怪盗メイド」って単語を使うことはこの時点から決めてましたし、多分、いくらでもタイトルは思い浮かぶだろうという自信もありました。
ヒロインが怪盗なら主人公は探偵だよな、というのもすんなり決定。
ただ、エロとミステリはあんまり相性がよくない(と思ってます)し、そもそも私にそんな技量がないのはとっくにわかってたので、怪盗とか探偵が存在する、ちょびっとおバカな世界観でやることにしました。
結果的には想定以上におバカワールドになりましたが……!
各章のタイトルやシーンごとの見出しは名作ミステリの題名をもじったものにしよう、という案も最初からありまして、私も担当さんも乗り気だったのですが、いざ実際に作品に落とし込むのはえらい大変でございましたよ……。
最終章の「織園島(おりえんとう)急行事件」が個人的には気に入ってます、はい。
全体の6割くらいは私がつけました。残りは担当さん(ここらへんの比率は適当。目分量)。
できるだけメジャーな作品を元ネタにしてみました。
「空飛ぶ猫」とか「猫は舞い降りた」なんかも好きですねー。
あ、猫といえば今回もマスコットキャラがいます。表紙にも出てるラブリーな黒猫、フランソワーズ、通称フラン(牝)。
実はこやつ、当初のプロットでは影も形もございません。
初稿の第二章だか第三章書いてるときに急遽登場させることになって、慌てて有末さんに外見イメージ伝えてデザインしてもらったんです。めっちゃ可愛い! 特に表紙のこのフランがたまらんとです! ラブリー!
だから初稿だと序盤にはいないフランが、中盤で突然、なにごともなかったように「にゃん」などと登場するカオスな現象が(笑)。
同時に、初期の時点では「怪盗メイド」としか呼称されてなかったヒロインに「キャット」という名前もつけました。どこまでも安易! 羞じらうことなく堂々と安易路線を突き進むッ!
名前も、プロットの段階では主人公のほうが「海藤(かいとう)」って名字だったんですよね。探偵と怪盗がそれぞれライバルを彷彿とさせるような名字……ってアイディアでしたけど、わかりにくいだろうし、あんまり意味もなかったのでボツに。
さてこの海藤という名字ですが、もちろん「怪盗」もイメージしてますけど、それよりも先に考えたのは別作品に登場する海藤理華というキャラでした。
トリプル押しかけ許嫁
青橋由高(著)・有末つかさ(イラスト)
美少女文庫
詳細はこちら
左の黒髪の娘が海藤理華です。
今作では特に触れてませんけど、理華の親戚になります。
怪盗メイドの凄い身体能力はもしかしたらあの血の影響もあるのかもしれません。
主人公の名前は……ま、わかりますよね。
(その2に続く)
コメント
コメント一覧
章題を読んでいて個人的に自分のハンドルネームのもとになった作者の作品が二つ入っていてちょっと嬉しくなったり作品のモトネタがわかってニヤニヤしたり(ただ第一章のモトネタだけは読んでいません・汗)第四章の最後の事件はホームズなのか、それとも題名的に近年発見されたルパンの最終作なのかとちょっと考えたりしました…
そして途中にもはさまれる小分けの題名もパロディと知り、そういったところからもどんなものがあるのだろうとワクワクしています…
ただモトネタがわかっても読んでいないものも多くありそうでそなたりで自分の読書量が悲しくなりました…
少し前のツイッターを読んでいましたが、自分が最初に読んだジュブナイルポルノは青橋由高さんとみなづき紅月さんが本当に同時で、その二つがなければ他の作者にも出会えなかっただけに自分にとっては本当に運命の二冊です。それこそはじめて購入した同人誌が青橋由高さんの作品だったりとそれまで知らない世界を知った自分です…
自分はシンデレラガールズは作品を知らずに何となく観ましたが完全にはまり全巻DVDを予約していて次の巻が楽しみですが、新しいシーズンが楽しみであると同時にCDも購入したいと思ったり、まさかのグッズに懐中時計があって、欲しいと予算編成をしながら予約するかどうかと、このままいくと危ない状況それこそゲームにも手をf出してしまいそうだとそんな自分にちょっと笑ってしまいました
長文失礼しました
何か、読めば、読むほど、
「怪盗セイントテール」の、世界に。何故なら、ヒロインの、名前が、文字こそ、違えど、同じ名前ですから。(爆)
同感です。
美少女文庫ではありませんが、ナポレオン文庫でエロとミステリーの融合を図った作品がありましたがどれも今一つだったなぁと言うのを覚えています。
まぁ市川光紀さんの「少女探偵神崎鞠絵」シリーズという傑作もありますけどもあれはどちらかいうと探偵アクションみたいな感じだからなぁ。
まあ怪盗モノなのでアニメ「ファイブレイン」みたいにパズルを解く様に罠をクリアーする頭脳戦とアクションとエロシチュエーションは相性はいいと思う。
「猫は舞い降りた」って「鷲は舞い降りた」ではないんですか?
青橋作品で単独ヒロインものだとマスコットに小動物が出て来ると言うのはいつから始まったのだろう。
最近小動物登場率100%だけど。
一章の元ネタは「緋色の研究」ですね。これはかなり早い段階から決めてました。
「最後の冒険」はどっちも、です。これも先に決まってたサブタイトルの一つです。
>Maxあさまさん
セイントテール、全然知らないんでなんともコメントできませんが(^^;
芽衣は、メイドだから、という超安易な理由で名付けました。酷い(笑)。
>mtkさん
もちろん元ネタは「鷲は舞い降りた」「空飛ぶ馬」です。