夜這い【母に、叔母に、姉に】 (フランス書院文庫)
上条麗南
フランス書院文庫(公式サイトはこちら
2014-08-25

(来たわ……)静かに布団へ忍び込んでくる息子。
首筋をくすぐる荒い息遣い、下半身を這いまわる指……
(雅人、もうやめて。このままじゃおかしくなりそう)
和歌子を苦しめる、母としての理性と女の欲望。
堪えきれない吐息が濡れ始めた時、熱い肉茎が中に……
母(38)叔母(36)姉(18)相姦の罠に堕ちた女たち。

 「こんな官能小説が読みたかった!2015年版」で私が選んだのはこの1冊でした。
 かなり悩みましたけど、作品の設定が私の嗜好に合っていたのが決め手となりました。

 あらすじだけ見ても全然わからないんですが、どう考えてもこの作品の特徴は別のところにあります(勝手に断言)。っつーか、色々な意味で損してる気がしてもったいないなぁ、と感じます。わざとなのかもしれませんが。

 大雑把にストーリーを説明しますと、主人公の少年と義母は死んだ父の田舎に行きます。そこは妖しくも淫らな風習が残っていて、主人公たちはそこに巻き込まれていく、という流れです。
 そこそこハードなシーンもありますので完全な甘々路線を望む人だと多少評価も変わるでしょうが、千草忠夫先生でこの世界に目覚めてしまった私などにはたまらん世界観です。さすがに千草先生ほど激しくはないですけど。

 義母の和歌子があっさり堕ちたりせずに頑張って抗ってくれるのが実に素晴らしく、この作品のエロティックさを下支えしてくれます。こういうの好き。大好き。他のヒロインたちは比較的あっさり堕ちるんですが(笑)。

 いい意味で昭和っぽい、じめじめした淫靡な空気感がたまりません。それでいて文章は現代的で、なおかつ洗練されていて読みやすいため、ストーリーや雰囲気に没頭できます。巧いなぁ、と感心(ときどき嫉妬)しながら読みました。

 万人受けするとは申しませんけど、私はこういうの大好きです。自分でも書きたいくらいです。あんまり求められてないだろうから、やるなら同人ででしょうけどね。あとはゲームかなぁ。

 あ。ツンデレ?お義姉ちゃんもいい感じなんですが、もうちょっと出番欲しかったかも。姉スキーとしてはそこが残念。
 それと、主人公と同年代くらいの少年(名前忘れた)はいらん気がしました(笑)。