幻のプロローグ、公開されました : 一日一歩～青橋由高の特別でない毎日～

　来週に発売が迫った新刊「恋乙女ヤンデレ生徒会長ささら先輩と毒舌水泳部・琴子ちゃん」の幻のプロローグが美少女文庫の公式サイトで公開されました（こちら）。
　幻の、というか、初稿ではこれが当初のプロローグだったんですよね。
　改稿（8割方はページ削減）であちこちいじったのに合わせてプロローグも書き直したのでカットしたんですけど、そのテキストに若干手を加えたものが今回公開されているものになります。
　完成稿の補足にもなるかと思います。

　まだ正式発売前だからどのシーンとは書きませんけど、本編では「あれ、ここ端折るの？」という箇所がいくつかあります。ある意味見せ場となるシーンがさらっと流れてるんですが、このプロローグもそれに近いです。
　ページが足りないのがいけないんです……400ページ、いやそれ以上欲しいんです……。
　無論、演出上の理由もあって敢えてさらっと流した、という側面もございます。濡れ場（さすがにこれはカットしません、一切）を引き立たせるために通常の見せ場シーンを泣く泣く削る、というケースは過去にもよくありましたが、今作はそれがより顕著ですね。
　作者としては是非書きたかったシーンをほんの数行で片付けちゃうってのは、あれ、つらいもんです。しかたないんですけどねー。
　もっとも、なくても大丈夫、むしろないほうが読む側にはいい、と判断したからこそのカットでもあります。本当に必要だと思ったらなにがなんでも押し込みますし。