「わたくし、紅葉の処女をご主人様の××で殺して下さい!」
艶やか和服の暗殺メイドが忠誠を誓ってフェラキス&初体験!?
学校でもお風呂でも精子を【暗殺】される夢の日々!
返り討ちして絶頂させれば、紅葉さんはますますメロメロ!
殺人級に可愛すぎる、年上クールメイドさんの懸命ご奉仕!
(その1から続く)
私は毎回プロット〜初稿〜完成稿と経る段階で、かなり手を加えます。酷いときなどは一章以上丸々書き直したりすることもあります。
初稿読んでる担当さんやイラストさんは知ってますが、最初と最後ではキャラの性格や言葉遣い、下手をすると名前すら変わってるケースも。ザ・行き当たりばったり。
どこぞのスタッフ風に言わせてもらえれば「ライブ感を大切にしてる」わけです。……ごめんなさい、嘘です、後先考えてないだけです。
今作も初稿からだいぶ変更しました。特に最後まで悩んだのは主人公の特技(?)。
ヒロインの紅葉が勘違いで主人公の桂悟を尊敬してしまう、という導入部は最初から確定してましたが(ストーリーの根幹部分なのでいじれない)、そこの手法が初稿では最終版とは変わってます。
まだ読んでない方のためにぼかして書きますが、最初はもうちょっと大人しい設定でした。でもそれだと最近書いた別の作品とダブるところがあるため、「またかよ」と思われるのがイヤで、ぎりぎりまで悩んだ末にいじったのです。
元々二つの案があったから、残ってた方を採用しただけなんですが。
ただ、こっちの案にすると絶対に設定について文句言ってくる人いるだろうなぁ、とは思ってました。実際、すでに約一名(笑)。
それでも敢えてこっちにしたのは、
「設定よりもストーリーとかキャラとかエロが大事」
と割り切った結果です。
そもそもエロ小説自体がある種のファンタジーなんですし、私のスタンスとしては多少の突飛な設定は別にいいじゃん、ということで採用。
設定のリアリティとか私の作風に求めても無駄です、はい。無論、ある程度まではちゃんと考えてますけどね、優先順位はあくまでもストーリーやキャラ、エロスです。ごめんなさい。
……などと書いてますが、私が目を通す感想ってのはメールやコメント、メッセージ程度なので、絶対数は少ないです。1作当たり数十くらいでしょーかね。わざわざイヤな気分になるために感想を検索したりはしません。ヘタレだから!
初稿から変更になった点は他にもあって、後半のあのドタバタ劇、完全にアドリブです。書いてる側もアドリブです。執筆しながら「おいおい、こんなんでいいのか、一応ここ、終盤の見せ場だぞ?」と悩んでました。
ライバルキャラが*******というイロモノになったのもその場の思いつき。
あとはだいたい、プロットどおりでしょうか。
(その3に続く)
コメント
コメント一覧
設定やら何やら…自分はあまりリアリティーに関してはわりと無頓着で、何よりも読んでいて面白いかどうかで楽しんでいます。ご都合主義だろうがなんだろうが、最終的に楽しかったらいいのではないか…と自分は思っています(慌て付け加えますが、青橋由高さんの作品がご都合主義だといって貶めているわけではありません・汗)
クライマックスの演劇場面はアドリブだったんですね…あの一連の場面は読みながら楽しむと同時に、なぜかハラハラした気持ちになりましたがそれでもきちんと結末をつけたのは本当にすごいと思います!
ライバルキャラもあれだけで済ますのが勿体ないと感じるくらい魅力的でしたし…
長文失礼しました
発売から今日まで本屋に行く機会がなく、新刊ようやく入手できました。
冒頭で「そこは『よく口にする』じゃなく『ときどき口にするけど』だろ!」と、一行目でツッコミを入れたのは初めての経験です。
週末まで楽しく読ませて頂きます。
プロットをきっちり守るほうがいいのでしょうが、私はそもそも最初からきっちり作ってないので、いつもこんなふうになります。
>あるAnonymous Cowardさん
いや、だってそこまでしたら露骨じゃないですか(笑)。もちろん、元ネタはあの歌です。