数々のガンダムパイロット、ニュータイプ達を見続けて来た男「ブライト・ノア」の視点から紡がれるガンダムメモリアル! ブライトは彼らを見て何を思い感じたのか!? その全てが明らかに!!
舞台は「逆襲のシャア」の直後となっていますが、一年戦争からの出来事をブライトの立場から回顧する、というスタイル。作品的には「ファースト」「Z」「ZZ」「逆襲のシャア」、そして「UC」へと繋がります。
このラインの作品群を好きな人間であれば、もうたまらない一冊。アムロ・カミーユ・ジュドーと、歴代のニュータイプ部隊とともにあったブライト艦長の内面をこれでもか、と掘り下げてます。
ガンダムファンが書いてんだなぁ、とは「UC」の原作読んだときも感じましたが、これもまさにそれ。福井晴敏さん、凄い。
どちらかというとアンタッチャブルだったようにも感じる「逆襲のシャア」のラストシーンに対して正面から切り込んだ「UC」同様、今作品の中心にあるのは「アクシズショック」という題材です。
「UC」の原作読んでいる人は、ラストの辺りをより深く楽しめるかと思いますが、あれは絶対にネタバレしちゃいけない類のものなので、これ以上は触れません。
そして物語は「UC」へ、バナージ・リンクスへと繋がるのです。虹のような光によって。
あー、早く「UC」の最終巻出ないかなー。これ見るまでは絶対に死ねない……!
コメント
コメント一覧
シナリオの福井晴敏さんがまだ新人くらいだった頃のミステリー系統の雑誌でのインタビューを読んだときに、ガンダムの小説版を書いたという内容に「江戸川乱歩賞受賞者にすごい依頼をする編集者もいるな〜」と思っていたのですが、今やガンダムシリーズでよく目にする名前となり、ふっと江戸川乱歩賞受賞者ということを今はどれだけの人が知っているのだろう? と思ってしまいました…
どちらにしてもきちんとした愛情や実力がないとここまで長くつづかないはずだし、インタビューを読むかぎり作者もノリノリだと感じたので読み手、書き手ともに幸福なことに違いないとは思いますが
長文失礼しました
アニメのエピソード7は、今月下旬に情報が公開されるようなので楽しみにしてます。特に、公開日と上映館は早く知りたいです。
江戸川乱歩賞で、なぜ島田荘司さんが受賞できなかったのか、いまだに私は納得できないでいます。
>大正浪漫さん
基本、おっさんたちの物語ですよね(笑)。
今までは全部BDで見てたのですが、今回は劇場に行こうかと思ってます。
こういうのあったんですね。