禁書〈色〉青橋由高・うかみ綾乃・霧原一輝・櫻木充・館淳一・花房観音・早瀬真人・睦月影郎(著)
徳間文庫
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ついに忍び込んでしまった! 憧れだった高校女教師の自宅に侵入した浪人生は、おもちゃの手錠とロープを手に先生の帰宅を待ち続けた。(「春めき女教師」)/古都の優美な祭の折に、男は元妻の姉と偶然再会した。この女との罪深い一夜のせいで、彼は妻と別れることになったのだった。(「葵」)──男と女の情欲の極北! 第一線官能作家八人が淫らな〈色〉を競う書下し傑作集。
書き下ろし官能アンソロジー文庫になぜか参加させていただきました。
豪華な執筆陣の中で私だけ浮きまくってるのは、著者紹介欄見れば一発です(笑)。なにしろ近作が「悪魔メイドはツンツンデレデレ!」ですからね! ふふふふ。
私の書いた短編は「メイド喫茶の一番長い夜」というタイトルからわかるように、メイド喫茶が舞台です。
なぜこういう題材にしたかというと、「青橋=メイド」というイメージがあるから……でしょうか。自分じゃよくわかりません。フランス書院の編集長にもデビューしてすぐに「ああ、メイドの人ですね」って言われたんですが、10年経っても変わらないようです……。
時間と体調の関係で編集の方とは直接お会いできず、電話とメールで打ち合わせして内容を決めました。
メイドものにする、というのは最初から決まってたのですが、美少女文庫じゃないんでね、そりゃ悪魔だSPだ毒舌ツンデレだ、という飛び道具は使えません。スタンスとしては黒本とか特選小説のときと同じです。
当初はメイドさん派遣サービス、みたいなネタを予定してましたが、他の作家さんとアイディアが被るところがありそうだったので念のため回避。んじゃ、ベタだけど、だから逆に誰もやりそうもないメイド喫茶にしてみました。
美少女文庫のノリではありませんが、幼なじみの姉妹(このうち、ツンツンしたお姉さんが今回のヒロイン)とか、どっかで聞いたことがあるメイド喫茶の店名とか、それなりに青橋っぽいところは出てるかと思います。オチなんかは特に。この後どうなったかは、多分、みなさまのご想像どおりです。
ヴォリュームたっぷり、豪華な執筆陣にもかかわらず価格もお手頃なので、官能小説に興味がある方は是非。
コメント
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「ミスターエロメイド作家」と呼ばれる位極めてください。
いっその事。