今日で美少女文庫が創刊してちょうど10周年になります。
 フランス書院は特になんもやらんようなので(やってたらすんません)、一応は創刊当時から書いてた私が勝手に振り返ってみようと思います……あくまでも青橋視点ですが。ただの宣伝とも言いますが。

 面倒だからリンクは張りませんけれど(公式サイトで時系列順に並べてみてください、と手抜き)、創刊当時は萌え路線だけでなく、鬼畜系作品も結構な割合で存在してたんですよね。4年目くらいからは現在のような萌えオンリーとなりました。

 私自身も2003年の創刊当時の「微熱〜彼女は水泳部!」では現在とはちょっと異なる作風になってますね。ちょっとだけSMチック……だったような(恐ろしくて読み返してない。今後も多分読まない)。

 創刊第2弾で私の出世作である(出世してねーだろ、というツッコミはいらんとです)「メイドなります!」1巻が出ましたけど、今じゃ信じられないことに、当時は「メイドは現実離れしてるからダメだろ」という編集部の意見もあったのです。この頃はファンタジー系はNGだったんですね。
 これが10年という歳月です(笑)。

 ちなみにこのシリーズのヒロイン・美沙は完璧にツンデレですが、この頃はまだ「ツンデレ」って言葉がなかったように思います。あったかもしれないけど、私は知らなかったです。
 ほら、ここにも時の重さが……!

 黎明期の主戦力は現在と同じくわかつきひかるさん。ブレてねえっす。凄ぇ。

 2004年には、初期の青橋ヒロインの中で最も人気があった渚が登場する「恋妹〜彼女はふたご!」が出ました。これも今から考えると笑い話ですけど、双子キャラはNGだったんですよねー。担当さんが双子だから、なんかヤダ、というしょうもない理由です(笑)。

 この年には「メイドなります!〜すくみず」という、レーベルで初の続編作品が出ました。
 1巻が何度か増刷されて、3巻以降も在庫あるのに、なぜかこの2巻だけ放置され、読者から散々文句を言われましたっけ。印税いらないから増刷してってお願いしたのに。なんで1、3、4、5巻が注文できるのに、2巻だけ書店さんからも発注できなかったのか理解に苦しむ。棺桶までこの恨みは持って行く。

 2005年の「悪魔な彼女、天使な妹」は、初のWEB連載作品となりました。
 なおこの作品の世界観は、そのまま最新作「悪魔メイドはツンツンデレデレ!」に引き継がれてますね。ヒロインの万梨愛とタマさんは知り合いです。

 この頃から新人発掘にも力を入れ始め、それは現在まで続いています。
 私からするとライバルが毎年現れるから、結構なプレッシャーだったりしますが。

 2006年くらいのラインナップを見ると、もう現在とあまり変わらない印象ですね。みかづき紅月さんもこの頃に鮮烈デビューを飾っています。

 2007年になるとわかつきひかるさんの「Myシリーズ」がスタート。現在も続く大ヒットシリーズですね。
 私の代表作の1つ、「恋姫〜彼女はヴァンパイア!」もこの年。
 セールス的には微妙でしたけど、とても思い入れの強い作品です。初版部数が当時としては少なく、腹を立てた私は一週間くらい、本気で転職を考えました。これがダメならもうなに書いてもダメだろって思ったので。
 幸いコアな読者の方々からは好評価をいただき、人気投票だと常に上位に入る作品となりました。

 2008年辺りだと、比較的現在と変わらないメンツですね、作家もイラストさんも。

 2009年になると「えすかれ」シリーズがスタート。無印ともかつての鬼畜路線とも違う作品が次々と出てきます。遠野渚さんのアレは衝撃的でした……(遠い目)。

 私は「トリプル押しかけ許嫁」で鬼江村シリーズを始めてますね。おかげさまで初版がやたらと多くて、ヒット作となりました。初版が多すぎて増刷されてませんけど(笑)。

 この年には「生徒会長は妄想系」もヒットして、「ああ、これでまたあと1、2年くらいは作家続けられるかな」とちょっとだけ自信になったことを覚えています。

 2010年のラインナップを眺めると……なんかこう、色々な方面に手を出してるって印象がなくなもいような。
 えすかれシリーズがじわじわ売れてて、無印組の私からするとなんか悔しかった(笑)。
 この傾向は2011年も似てますかね。

 2012年、去年になると飛び道具は減って、比較的王道な作品がまた増えてきた気がします。スマッシュヒットも多いですし。
 私の最近の代表作「ツンツンメイドはエロエロです」もこの年。

 そして2013年になって10周年を迎えました。
 今後どうなるかはわかりませんけど、みなさんの応援で、20周年も目指したいと思います。


 しっかし……私の作品、昔からほとんど変わってねーなー。初期の数冊以外は今と一緒じゃん……。