悪魔メイドはツンツンデレデレ! (美少女文庫)悪魔メイドはツンツンデレデレ!
青橋由高(著)・有末つかさ(イラスト)
美少女文庫
公式サイトはこちら(サンプルあり)
メロンブックスの特典はこちら
オータムリーフの特典はこちら
「くくく、わらわに挑むとは百年早い」
美しき紅蓮の悪魔・珠姫との死闘!
その果てに錬太を待っていたのは──押しかけメイドとなった悪魔と同棲!?
「どうじゃマスター、キモチよかろう」
悶殺必至のツンツン初体験 尻尾をつかめばビクンビクン メロメロに甘える悪魔メイドとデレデレえっち!

その1から続く)

 どうしてこんなストーリーにしたのか当人である私も思い出せないのでプロットノートを開いてみました。


(以下、ネタバレあるので注意)
プロット11〜2ページ

 日付を見ると昨年12月の28日と29日。29日は担当さんと秋葉原で打ち合わせした日ですね。
 3月刊とか、同時刊行の作品の属性とかヒロインの数が書いてある下に、もう「悪魔メイド」の文字が。

 ……あ。思い出してきた。
 そうだ、序盤の展開だけ思いついて(これは最終的にほとんどそのまま採用)、残りの展開を29日に詰めたんだった。
 右側のページにあるのは各章ごとのヒロインの衣装ですね。1章の横に「即落ち」とか書いてあるのが憐れ(笑)。
 この時点で「首輪」とか「転入」とかありますね。

プロット23〜4ページ

 こっちはさらに詰めたバージョン。日付は1月4日ですが、元旦くらいから脳内であれこれ考えてました。
 今、ざっと眺めてみましたが、もうほとんど最終版と一緒ですね。
 この頃からすでに「チート」の文字が……。

 そう、今回の「悪魔メイド」、主人公が強いんです。めっちゃ強いんです。ヒロインのタマさんが「チートじゃチート!」と何度も言ってるくらい、意識して強くしました。
 総合的には、今まで私が書いた作品で一番強いと思います(対人間なら「彼女は剣道部!」の洋くん最強)。
 色々と意図はありますけれど、ここでは書きません。ご想像にお任せします。
 単に好みという噂も。

 このメモの時点でタマさんの語尾が「〜じゃ」となってますけれど、実は初稿の第三章、つまりちょうど真ん中まで書くまで口調には悩みました。
 書いてると若干しつこく感じたのですが、読んでみるとそうでもない気がしたため、この口調に決めました。

 裏話というか暴露ネタを一つ。
 スケジュールがめっちゃタイトで、実はテキストとイラスト、同時進行でした。むしろイラストのほうが先に進んでました。なんじゃそら。
 有末さんの仕事が早い&私の仕事が遅いせいですが、そのおかげで先に8枚目・9枚目(どっちもエロシーン)よりもラストの10枚目のイラストを先に描いてもらう展開に。
 ある程度しかラストシーン決めてなかったので、別のアイディア浮かんだらどうしようとどきどきでした……。

その3に続く)