小学生の頃から「サイボーグ009」を読んでいました。
 そのときから「天使編」、いわゆる完結編を読むまでは死なないぞ、と思ってました(今は「ヱヴァ」と「ガンダムUC」の完結を見届けるまで死にたくないと思ってます)。
 残念ながら石ノ森章太郎先生が亡くなってしまいましたが、それでも私はいまだに「009」を読み続けています。

 そんな中、完結編の舞台となるはずだった2012年に「009」の新作「009 RE:CYBORG」が映画となったのですから、そりゃ観に行きますわね、ええ。
 ただ正直なところ、発表直後は「なにこの009。違う。こんなの違う」と思ってました。
 私の中ではやはり原作が中心にあって、アニメーションとしては平成版009がほぼ理想型と考えていたからです。
 実は今でも平成版のスタッフ(キャスト含む)で完結編やってくれないかな、とすら願ってるくらいです。

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 それでも公開が近づくにつれ「ああ、これはこれでアリだなー」と思い始め、先日発売されたコミック版読んで「これは観るしか!」となったわけです。

009 RE:CYBORG(1) (ビッグガンガンコミックス) (ビッグガンガンコミックススーパー)009 RE:CYBORG(1) (ビッグガンガンコミックス) (ビッグガンガンコミックススーパー)
著者:石ノ森 章太郎
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(以下、思い切りネタバレあるので観てない人は注意!)
 まずお断りしなければならないのは、私はどうしても原作を尊重してしまう、ということです。だから採点は辛めになりますし、客観視なんて無理。そこらへん注意。
 その上で評価しますと……4点、ですかね。5点満点で。
 マイナス要因は、原作ファンからするといじって欲しくないところまでアレンジされてたから。
 そこを抜かせば大きなマイナスはなく(続編あるよね、という前提ですが)、面白かったです。少なくともBD発売されたら間違いなく買っちゃうレベル。
 原作を知らない、あるいはそれほど思い入れが強くない人はもっと高評価になるかもしれません。娯楽映画としては面白いです。
 ちょっと説明不足、というかわかりにくいところは多分わざとだろうし、活躍するキャラが偏ってるのも続編ありきだから、と解釈しています。

 キャラの外見的な造形や声に関しては全然文句なし。違和感もなし。櫻井孝宏さんファンの私の感想なので、お察しください。もちろん、理想は紺野直幸さんのセンシティヴで流麗で色っぽいあのキャラデザですが!(私情入りまくり)
 ただ気になったのは、主要登場人物たちの関係がちょっとぎくしゃくしてるところ。
 意図的なんでしょうけれど、原作で何度も繰り返し描かれてきた信頼・友情・尊敬といったものが大好きな私にとってはちょっと辛かったです。特に002。
 誰よりも仲間のことを考えるジェットが、と思うと……うーん。あと、「ギルモア」って呼び捨てするのもなんかヤダ。

 ああ、ギルモア博士もなんかなぁ、と。006と争うってどうなのよ。

 001、004、005、006、007、008に関してはいい感じ。009もおおむね好き。少年性が薄れたのは少し寂しい、かな。
 003(フランソワーズ)は……とにかくエロい。ひたすらエロい。
 もうね、もうね……エロっちい!
 今後は003ではなく、エロエロスリーと呼ばせていただきます。

 あ。
 加速装置の描写はなかなか素晴らしかったです。あれだと「結晶時間」(超名作!)はできないかな? できるかな?


 以上、キツいことも書きましたが、今の時代に「009」をやるならこうするしかないのかな、という気もしますし、公平に見て面白い映画でした。

 003、エロいよ……エロいよ……っ!(しつこい)