
青橋由高(著)・悠樹真琴(イラスト)
美少女文庫
公式サイトはこちら(サンプルあり)
第一稿のプロローグ&第一章はこちら
ボツシーンその1はこちら、その2はこちら
オータムリーフさんでの特典はこちら
(その1からの続き)
この作品、本当は5月発売でした。
イラストはスケジュールどおりに進んでいたので、私が死ぬ気で頑張ればあるいは6月に延期することもなかったと思いますし、事実、一度はやっぱり5月発売でね、という話でした。私もそのつもりでいました。
しかしその直後、諸般の事情も若干ですが絡んだ結果、一月延期となります。
これ、実は地味にショックでした。もちろん、イラストの悠樹真琴さんにも申し訳なかったですし、自分に失望したんです。
私、編集者に言われた〆切は破りますが、発売日を遅らせたことはなかったんです。いまだにちょっと引きずってます。
ただ、この延期の判断は結果的に正しかったことがすぐに判明します。
第一稿終わらせた時点では、
「今は400ページあるけど、あのシーンをカットして、序盤をすっきりさせれば320ページくらいにするのはそんなに難しくないだろう」
と思ってたので。
けれど実際に作業に入りますと、
「え……ちょ……マジっすか……!?」
と、シャレにならないくらい分量減ってません。
プロットの段階では色々と複雑だった設定をシンプルにしたり、「あねスポッ!」からのゲスト出演キャラを一人減らしたり、その他あちこち削ったのに、370ページくらいにしかなってないんです。
気分はまるでJミドル級に参戦する鷹村さん。減りゃしねえ!
本当は主人公の龍之介には腕に大きな傷があって、犯人である希望がそれを引きずってて悶々としたり、
不器用な希望は試合前はいつもむだ毛処理を龍之介にやらせてたり(この誰得俺得シーンはそのうち公開予定)、
流音は最初はもっとツンツンしてて「るー姉」と呼ぶと怒ったり、
お姉ちゃんたちは全員「月」にまつわる名前なのは色々理由があったり、
といった設定やらシーンは見事に全カット。
各章のあいだに母たちが登場するという幕間ネタは、メロンブックスさんの特典ペーパーでなんとかやれましたけども、これはできれば本編に組み込みたかった……。無念。ま、本筋には全然関係ない自己満足部分だからカットしてペーパーに回したんですが。
行単位・文字単位で頑張ったんですけど、これ以上やるとなるとエロシーン削ることになっちゃうため、それはご容赦を、と泣きついた結果、自己最厚となる356ページになったわけです。
ページが増えると値段も上がっちゃうため、営業さんサイドが困るそうですが……うう、ごめんなさいっ。でも正直、今でもあと100ページ欲しかったとか本気で考えてます。すんませんっ。
唯一の広告ページが最近作である「妹は電波系」じゃなく「あねスポッ!」なのは私のリクエストです。
理由はもちろん、途中でゲスト出演する美波がこれのヒロイン(の一人)だから。
本当は弟の一樹も一緒に遠征してて、龍之介と色々話したりするシーンもあったのですが、当然のようにばっさり削られてます。すまん一樹。
希望と美波の絡みもかなり削ったため、本編ではちょっと駆け足気味になったのが申し訳ないです。
コメント
コメント一覧
あまぞんさんの怠慢なのか、さがわさんの怠慢なのか、
ちょっと遅れて届きました。
書評はそれぞれってことで。
内容を削って、あのページ数ですが、私は気になりません。
黒本でも300ページ超えるものは少なくなってきてますけどね。
いっそ、大物作家のように上下巻同時発売とかは?
スケジュールは今まで通りでねw
あまぞんさんの怠慢と言えば、私は事前に予約(同時発売の4冊)したのに、開けてビックリ青橋先生の本が無く上原先生の本が2冊入ってました(?_?)
あまぞんさんは上原先生押し…??
私クラスだと上下巻にしても売れなくなるだけなんで、多分やらせてもらえないかと(^^;
やるとしたら、最初からシリーズ化を前提とした作品ですかねえ。
>Jさん
はじめまして、青橋ですm(__)m
アマゾンさんにはしっかり文句をつけておいてください(笑)。
下手するとテスト売りしたあとに話来たりしますし、勝手に情報公開もできないし……。
申し訳ない。