先日これを読んでいたところ、古傷を抉られてしまいました。

ハヤテのごとく! 27
畑健二郎
小学館
 うう、ナギぃ……っ。

 何年か前にも書いたかもしれませんが、私は二十歳前後のときに一度、物書きになる夢を諦めようかと本気で考えた時期があります。
 今から考えればあの絶望と挫折があったからこそなんとかやってこられたと思いますが、当時のショックはそりゃもう筆舌に尽くしがたいものがございましたよ、ええ。
 だってもう小学生や中学生の頃から自分は物語を作る職業に就くんだと信じ込んでいましたし、高校生のときには授業中にひたすらノートにプロット書く日々でしたから。

 若さというのは恐ろしいものでして(笑)、その頃の私はなんの根拠もなく自分は物書きになれる、売れっ子になれるなどと思ってたんです。
 タイムマシンがあったなら、当時の自分にフリッカー〜リバーブロー〜デンプシーロール〜虎砲(無空波でも可)の凶悪コンボを喰らわせてやりたいレベル。

 あるとき、ようやく己の才能のなさに遅まきながら気づき絶望するんですが、まあ、その頃の苦しみを思い出してしまったわけです、この巻のナギを見て。
 才能ねーなー、なんて愚痴はいまだに続いてますけどね。もうどうにもならんから諦めてます。あとは努力と運だのみ。


 それはそれとして、最近の「ハヤテ」、いいですねー。
 作者の畑さんって多分、自分のマンガを客観的に眺められる人なのかなーと勝手に思ってます。
 凄く冷静に、細かいところまで気を配って描かれてるって印象があります。
 見習いたいものです。