れとろげ。 1
白川嘘一郎(原作)・くさなぎゆうぎ(マンガ)
マイクロマガジン

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 美少女たちが所属する「とある部」のゆるゆるライフ……と書くと、萌え4コマっぽいものを想像される方も多いかと思います。私がそうでした。概ね、間違ってません。
 表紙や公式サイトを見てわかるように、くさなぎさんの描く女の子たちは可愛いです。たまに手の向きがおかしかったりしますが(単行本では修正されててちょっとがっかりしたのは秘密だ)、そこも味。

 この作品のヒロインたちはレトロゲームばっかりやってるんですが、世代的にはストライクゾーン近辺のはずの私にも大半がわからないという、ディープネタのオンパレード
 いや、確かに私はゆるゲーマーですが、それにしても濃い。濃ゆい。
 原作者の白川さんによる解説コーナーがあるんですけど、これが楽しいんですよ。ここだけでも楽しいです。
 制作裏話(くさなぎさんのドジ話も多数収録)もあってつい全部読んじゃいます。
 逆に、私のように元ネタがほとんどわからなくても普通のギャグマンガとして楽しめるというお得な構成。

 読むとレトロゲームやりたくなくなる一冊です。