僕とメイド母娘僕とメイド母娘 ご奉仕します
青橋由高
フランス書院文庫

公式サイトはこちら(サンプルあり)

(その1からの続き)

 黒本ということを特別意識しないで、いつものノリで書いていいと言われた私は、
「ゲスト参戦だし、ルーキー扱いだし、むしろ美少女文庫でも新人以上中堅未満の微妙な立場だし、売上気にしないでいいですよね!
 と、お気楽極楽モード。
「いや、多少は気にしてください!
 担当編集さんはそう言ってましたけども。そりゃそーか。

 さて、なぜに黒本でメイドを出そうと思ったのかという核心部分ですが……これ、言い出したのは私じゃないです。編集さんです。嘘でなくて、本当に。
 今、当時のメール読み返してみたんですが、間違いありません。

 以下、企画の変遷です。ざっくり書いてますが、実際はここだけで半年かかってます。すみません。本当は去年の上半期に出てたはずでした。

青橋:母と娘が鬼畜の手で堕とされるダーク系ですね!
担当:いやいや、甘々路線で!
青橋:んじゃ、母娘か姉妹の押しかけ系で。
担当:読者層的に、母が出たほうがウケがいいです。
青橋:母娘で押しかけて来て、甘々展開にしませう。
担当:もう一押し、セールスポイントが欲しいですね。
青橋:確かに。なにか属性ないですかねー。
担当:あ、「ママはアイドル」なんてどーですか?
青橋:…………いや、それはどーだろう(汗)。

 ここらへんで青橋も覚悟を決めます。っつーか、開き直ります。
「んじゃ、押しかけメイドで! こうなったらあれですよ、『メイドなります!』のリメイクするつもりで!」
 案の定、担当さん、やたらと食いつく(笑)。

 まさか黒本でメイド書くとは……。私、ずいぶん遠くに来てしまったようです。

 「メイド」のリメイクとは言いましたが、もちろん、内容は全然違います。あくまでも私の中でのイメージです。
 共通点を強いて挙げれば、

・ヒロインが押しかけてくる
・天然系歳上キャラに迫られる
・それに対抗してツンデレキャラが「あたしもメイドになる!」と参戦
・最後はヒロインたちにご奉仕される

 ってところでしょうか。
 今回の「僕とメイド母娘」は「メイドなります!」ほどメイド成分高くないですけどね。

 なお、この作品も青橋ワールドの一部で、時系列は美少女文庫の作品群と共通です。つまり、圭やすみれ、明日香の暮らす世界のどこかに勝や由佳里さん、美沙たちもいるわけですね。

 ぶっちゃけると、圭たちは九州の某県在住ですので、「あねスポッ!」「トリプル押しかけ許嫁」のキャラたちが近所に住んでます。作中には出てきませんが。

 ああ、早くも読んでくれた方から指摘がありましたけど、「メイド」シリーズとの繋がりを示すお遊びもちょびっと挿入してあります。同人誌まで読んでくれてるコアな読者でないとわからないんですけども。
 元ネタは「メイドなります!〜美沙のアルバイト」です。

その3に続く)