あけましておめでとうございます。
 2009年もこれまでと変わらぬご声援よろしくお願いいたします。

 ここ何年かは念頭に仕事上のテーマを決めています。昨年は「量をこなす」でした。
 数をこなさなければわからない、見えてこないものがあるという石ノ森章太郎さんの言葉に「あー、そうかもなー」と思ったからです。

 みなさんから見たら例年とあまり変わらない仕事量だったかもしれませんが、私からするとかなり頑張ったつもりです。
 わかったのは、
「年に10冊も書ける人間は化け物だ」
「人には向き不向きがある」
 ということと、
「やればできるじゃん」
「でもこれ以上は無理」

 でした。

 自分の中では少しだけ掴んだものがありますが、これはあくまでも技術的・精神的なもので、作品に大きく反映されることはありません。
 でも、確かに数をこなさないとわからないものもあるんだな、ということはなんとなく理解できた……ような気がしないでもないです(どっちだよ)。

 今年は昨年の反省を活かし、少し余裕あるスケジュールにしたいと考えてます。
 その代わり、新しいこと、今までとは違うことに挑戦したいと思ってます。できるかどうかは、依頼してくれる方がいないとどうしようもないのですけどね。


 物語を書きたい。

 そんな原点を見つめ直す一年にしたいです。