「奥さんはこんなことしてくれないでしょ?」
こぼれ落ちそう乳房で肉茎をしごく美熟女。
妻の目を盗み、閨房で妻の親友と重ねる肉交。
罪悪感に苛まれつつ、熟れた女体に溺れる男へ危険なまなざしを送る、小悪魔な「妻の妹」。
二人の誘惑の裏には驚くべき秘密の罠が……
タイトルとあらすじ、表紙から想像していたものとはちょっと異なる内容でした。いい意味で。
まず主人公を襲う?のは妻の妹(つまり義妹)ですが、フランス書院文庫にしては珍しく?若いヒロインです。しかも、その積極的なアタックと言動は美少女文庫のヒロインでもそのまま通用しちゃいそうです。それこそ私が書いちゃいそうな! ま、小悪魔ですけどね! 可愛い小悪魔ですが! 私もこんな義妹が欲しい!
次に迫ってくるのは、熟女……というにはまだ若い人妻。色っぽいし、歳上らしい包容力も感じるし、でもエッチのときはなんか可愛いという、ほとんど反則キャラ。
こんなヒロインたちに迫られたら、そりゃ禁忌なんて簡単に犯すでしょ。だって……男の子だもン!
すっごく乱暴な意見で申し訳ないんですが、これだけだったら、ある意味普通の官能小説。
この作品の凄いところは、主人公夫妻をきっちりと描いてるところ。
まず、こういう形式の作品だったらスルーされがちな奥さん、可愛いんです。エッチしてるときの羞じらいがたまんねー!という、純情キャラ。こんな嫁さん欲しいと切実に思った青橋です。
主人公である旦那も、実に好感が持てる男性キャラです。
妻を愛するスタンスが最後まで変わらないし(ここ重要)、迫ってくるヒロイン2人を乱雑に扱うこともない。
同性から見ても「いいヤツだな」と思わせるキャラのため、読んでいて非常に感情移入しやすいのです。だから余計に作品に没頭できます。
ちゃんと3Pシーンもあるし(これも重要)、ヒロインたちのつばぜり合いも楽しいです。
エピローグもハーレムものとして完璧。
美少女文庫(たとえば私のものとか)が好きな方で、ヒロインの属性に特に抵抗なければきっと楽しんで読める作品だと思います。
ちょっとだけヘタレの主人公に強気に迫る複数ヒロイン……。お約束だけど、やっぱり王道です。
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