隣の5人姉妹。
橘真児(著)・鳴海ゆう(イラスト)

公式サイト

尻フェチ天国!
5人姉妹を尻比べ!?
年上ロリ先生・理香(25)のプチ尻に、バスガイドの円香姉ちゃん(22)が掲げる艶ヒップ。
女子プロレスラーの遥香(20)の巨尻は迫力満点!
可愛いピーチは双子の亜衣香と穂乃香(16)。
みんなの美尻が味わいつくし、耕太がとどめに貫くのは、やっぱりあのコ!


 5人!? ヒロイン5人かよ!? しかも女子プロレスラーまでいる!? うわ、主人公尻フェチって……作者の趣味丸出しじゃん!!

 あらすじ&序盤読んでの感想はそんなところでした。色々衝撃的。色々と。でも面白いのがちょっと悔しい。

 文庫の限られたページ数で5人も描ききるのは大変至難の業ですが(私は4人がマックス。もう無理。3人でも死にそう。単独かダブルがいい感じ)、そこは多人数ヒロインのプロ、橘真児。しっかりと特徴ある5人姉妹を書いてくれました。

 一卵性双生児がいるので「あ、この二人は一緒に行動するんだな?」と思ったアナタ(と私も)、それは間違いです。双子ですけど、完全に別人格。作家としてわざわざ茨の道を突き進んでますよ、橘さん。

 姉妹の5人はそれぞれ個性的で、なにより、主人公に対するスタンスがみんなバラバラ。無条件に好意を持ってるわけじゃないって点も凄いと(同業者の視点で)思いました。
 ま、もちろん最後は姉妹全員とむっはー!な関係になるんですけどね! ぐふふ

 ヒロインの穂乃香も健気でオススメですが、気の強い亜衣香もツボ。
 双子なんだから、そこは両方食べてしまえ!……と素で思ってしまう私は間違いなくダメ人間。

 遥香もいいなー。


 ところで……「耕太」って名前、誘惑系とか姉系作品に多いような気がするのは私だけ? そういうイメージなのかなぁ。