「サイコーでしょ?なんてったって、お姫様のパイズリですもの」
誇り高いルミアが胸乳で挟み導く、この快感!
「学園もカズキも私のモノですわ☆」
ハート放出を美貌で受けとめ、いよいよ夢の初体験へ。
学園支配をもくろむ(?)亡命姫様との同棲生活。
大和撫子お嬢様・美弥子も巻きこみ学園は大混乱!
実は私、この作品の内容について、予備知識がありませんでした。
タイトルから「お姫様なのに貧乏なのか。面白そうな設定だな」、表紙イラストから「ほお、もう一人ヒロインがいるのか。いいね、両手に花だね!」と勝手に予測しておりました。
ところが実際に読み進めていくと……「おい、私の新刊とネタかぶってるじゃん!」。
生徒会長選挙ネタってのは、まあ、ポピュラーっちゃあポピュラーですが(ちょっと前にも河里さんが書いていますし)、さすがに発売日が同じってのはまずいかな、と一瞬青くなりました。
しかも、どう考えても私のほうがあとでプロット提出してるから、なんだか悪いことしたような気分に……。すみません。
ま、あれですよ、総裁選挙もあったし、ある意味タイムリーってことで!?
そもそも私のほうはあんまり選挙関係ないし! あっちはぐだぐだだし!
そんなわけでちょっとどきどきしながら読み進んでいくと、だんだんと私の作品とは方向性が違うことが判明。ほっとする一方で、「やべ。こっちのほうが正統派だし面白くねえか?」と別の意味でどきどき。
突然の出会いと同棲、そこに絡む幼なじみ、そして中盤で彼らを襲う大きなアクシデント……。
物語はどんどん盛り上がっていきますし、エロエロだし、終盤になると今度はえらい濃いぃキャラ(男。おっさん)登場するし! *ないし!
「あー、これ、なんか仕込んでるなー」くらいはわかったんですが、さすがにあのミスリード(授業参観時のセリフ。読んだ方ならぴんと来るはず)はすぐには解けませんでした。
七海さん、どっからあれのネタを拾ってきたんだろう……?
物語の序盤でちょっとだけ触れられていた伏線が、(いい意味で)お約束どおりに収束して、ハッピーエンドに向かいます。
ラストもきっちりまとめられて、読後感も爽やか。
ただ……一つだけ言いたいことが。
この学園の連中、ちょっと流されすぎじゃないかと(笑)。
コメント
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でも青橋さんのも七海さんのも、やはりまったく違うストーリーで充分楽しめましたので(^^)
>授業参観時のセリフ。
私はアニメ化されたあのオタお嬢様の話を連想しましたが(笑)
私も七海さんも、メインのネタは生徒会長選挙じゃありませんし。
さーて、次は橘真児さんの本だっ。