オオカミさんとマッチ売りじゃないけど不幸な少女
沖田雅(著)・うなじ(イラスト)

初の三角関係成立で、やっとラブコメになりました!

貧困にもめげず、「儲かりまっか」 の精神で、今日も勤労に励むマチ子さん。
そんな彼女が、生活苦から脱する手段として目をつけたのが亮士くんだった。
お金持ちの息子という壮大な勘違いに振り回され、亮士くんはふらふらに。
かつてない真っ直ぐなアタックに、おおかみさんの乙女心(?)も穏やかではない。
もしかして初めてのラブコメ展開で三角関係はどうなっちゃう!?
やっぱ高校生の夏といえば野球ですからねと、なぜかおおかみさんたちがスポコンしてしまう話など、盛りだくさんです!
くだらねーと笑うか、感動して泣くか、それはアナタしだい!


「先輩とぼく」の続きは〜? と言いたくなるのをぐっと我慢しつつ読んでる沖田さんの別シリーズ。こっちもちゃんと面白いです。

 5本の短編が収録されてますが、やっぱり一番よかったと思うのは表題作。ヘタレ主人公のカッコいいシーンに燃えます。こういうの大好き。

 野球編もおバカでいいですね。ルール的に「?」と思ったところも一カ所ありますが、あり得ないことでもないのでスルー。

 バカっぷり(褒めてます)は「北風と太陽」のセクハラ編が一番ですけど。あれはイイものです。