銀狼王女 Werewolf Princess
みかづき紅月(著)・フミオ(イラスト)

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今夜からお前はわらわの非常食だぞ!
魔界の王女・亞里亞に「飼われる」ことになった和樹。
銀髪耳付きのワガママご主人様は子犬みたいに愛らしく、戦う姿は狼のように美しい。
捕食宣言からはじまった同棲生活……眠る狼少女にイタズラエッチ、気持ちがつながる初体験。
恋人は誰より危険な王女様。


 こういうたとえは非常に危険かつ偉そうで申し訳ないのですが、読んでいて最初に感じたのは、私の「恋姫〜彼女はヴァンパイア!」に似ているなってことでした。
 結論から言えば表向きだけだったんですけどね、似てるのは。
 ただ、「恋姫」が好きな読者であれば、この「銀狼王女」はきっと楽しく読めるんじゃないかと思います。

 ヒロインの亞里亞がね、もうね、可愛いんですよ。
 耳もいいですが、牙と尻尾がもう完全に私のツボ!
 自分でもこれらのアイテムは書いたことがあるように、私の萌えポイントなのです、ええ。
 言葉はツンツンしてても、尻尾がぶんぶん嬉しそうに動いちゃってる……なーんてシチュエーション、大好物です。

 小説としても興味深い構造になってまして、前半と後半で大きく変化します。
 亞里亞に誘拐・監禁されちゃう(笑)前編と、学園に転校してくる後半とに分けられますが、サブヒロインのアザレの立ち振る舞いが大きく物語を動かします。

 アザレというキャラが、この小説の(目立たないけど)大きな特徴だと私は感じました。

 昨年読んだ美少女文庫の中では、かなり上位に入るお気に入り作品です。