狼と香辛料 6
支倉凍砂


大丈夫。 わっちゃあ、そんなぬしが大好きじゃから……。

ホロが口にした、旅の終わり――。
ロレンスはそれを説き伏せ、ホロの故郷・ヨイツまで共に旅を続けることを決める。
そんな2人の次なる目的地は、海に面した港町・ケルーベ。
2人はエーブを追いかけて、レノスの港から船で川を下る。
旅の途中、船が立ち寄った関所では、厄介ごとに巻き込まれている様子の少年の姿があった。
ロレンスは、図らずもその少年・コルを助けることになる。
薄汚れた風貌だが、意外にしっかりとした面を持っており、ロレンスもホロも彼に興味を持ち始める。
そして、コルの故郷の話や船乗りたちの噂話を聞く内に、2人はヨイツに関する言葉を耳にする……。
絶好調の新感覚エポックファンタジー、シリーズ初の船での旅の物語。 狼神ホロ、水を怖がる!?


 アニメも始まったし、このまま完結させないだろうな、と思って(期待して)読んでいくと、新キャラ・コル少年登場。
 ロレンスに弟子ができるのかな、などと予測しつつ読み進むと……(以下、ネタバレになるから書きませんが)。

 ラストシーンはなかなか綺麗で好きです。伏線もきっちりまとまっていますし。

 毎度毎度の商売話がなかったことも、新鮮でした。
 私はこっちのスタイルのほうが好きかも
 まあ、たまにやるからいいんでしょうけどね。

 次巻からの展開が楽しみです。