僕の名前は天河優人。
両親がいないから、幼なじみの家族にお世話になってる事と猫アレルギーな事以外、とりたてて何もない普通の16才なハズだった。
だけど突然僕の前に謎の美女が現われて!?

彼女は僕を知ってるようだけど、君は一体誰?
古の契約がどうとか、一体全体なんなの?
挙げ句、なんで僕の布団のなかに!?
触れ合う身体と身体、肌を撫でる甘い吐息に、キュートな猫耳。
って猫耳!?
謎の美女の正体は僕の苦手な猫だった!?
なんだか幼馴染の凛子は怒っているし……。
どーすんの、僕!
的良みらんが送る、ドタバタ活劇フェロモン系。


 ご存じ成年コミック界のエース級作家さんの、一般向けコミックです。連載当時から単行本化を待ってましたが、期待を裏切らない出来です。

 ここでいう「期待」とは、「一見コテコテのお約束ストーリーなんだけど、根っこの部分では強烈な個性が光っている」&「それでいてエンターテイメントであることを最後まで忘れない」的良さんの作風です。

 エンターテイメントであることを忘れがちな作家はとかく自己主張に走りがちですが、そのせいで作品が破綻することはしばしば見受けられます。みなさんもそう感じること、よくあると思いますが。もちろん私も人のこと言える身分じゃないのはわかってますので、そこはご容赦を。

 その点、この「おまもりひまり」はきちんとエンターテイメントしてます。可愛いし萌えるしちょっとエロいし、でもちょっとだけシリアスっぽく見せておきつつ、読者が「それ以上はやめて」というところで戻ってくるバランス感覚が実に秀逸。

 続きが実に楽しみな一冊です。

 でもエロも見捨てないでね〜、とファンからのお願い。