橘真児
混沌の眠りから目覚めると、椅子になっていた!
暮郡修(くれごおり おさむ)は、精機メーカーのサラリーマン。
ある夜、帰宅の際に会社で足を滑らせ、気がつくと椅子に。
しかし、尻好きな彼のこと、OLたちに座られるのも悪くないかと思う日々が始まる。
尻にしかれる喜びを満喫するが、はたして自分に戻ることができるのだろうか!?
痛快書き下ろし長編美尻エロス。
私、全然内容とか知らずに読み始めたんで(よって、上記のようなあらすじも知りませんでした)、そりゃもうびっくりしましたよ……だって、椅子ですよ、主人公(笑)。
「こんなのもアリなのか双葉!?」
そんなことを思いつつ読みましたが、中身はちゃんとした官能小説でした。官能たっぷりで、読み物としてもきちんとした小説です。
内容はあらすじ(笑)を見てわかるように、主人公の修がふとした事故から意識だけ椅子に乗り移っちゃって……というものですが、この修のキャラがいいんですよね。無類の尻好きという、愛すべきエロいおっさん。ちょっと匂いフェチも入ってる変態チックなところもナイス。
「おいおい、アンタ、同僚OLの尻の感触楽しんでる場合かよ!?」
そんなツッコミをしたくなるくらい楽しそうに思えるくらい、修はこの異常な状況でも女体観察を続けます。
いや、いいなぁ、修。
文体も軽妙洒脱で非常に読みやすいですね。
ちなみにこの修さん、途中で他の男に乗り移って、ちゃっかりOLさんたちと楽しみやがります。最後には意中の尻……もとい、ヒロインとも……。
ラストはきっちりオチもついて、読後感も爽やか。
お尻好きで、なおかつ櫻木充さんとか尾崎嶺さんの作品が好きな方には特にオススメの一作です。
私のお気に入りはもちろん(?)舞ちゃん。
キャラ的にも好みですし、この娘がいるからこそ、ストーリーが締まってますしね。
あの後、修と舞ちゃんがどうなったのか、そっちも気になる青橋でした。

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