「差分、嫌い」

原画家さんに聞くと、大抵同じこと言いますね。
差分ってのは、CGで部分的に変化させる箇所のことです。
たとえば、表情とか服装変えたりとか、そういうやつです。ゲームをやってる方はわかりますね。そう、あれです。

で、ですね、これがまあ面倒なんですよ。
たとえば有名原画家のP様などは「差分いっぱい描くより、新たに一枚描いたほうが楽」とおっしゃっておりました。
話を聞くと、確かに面倒そうなんですよね、これが。

実はこれ、テキストにも同じことが言えます。
私がテキストを担当させてもらった「DISCODE」(私の関わった作品中、最もヒットしました)という作品がありますが、これ、差分地獄です。
一つのシーンで、10くらい差分があったりしましたからね……気がおかしくなりそうでしたよ。
そのぶん、内容は濃くなったと思いますけれど。
今の私なら結構楽に書ける気がしますが、当時はスキルも今以上に足らず、悪戦苦闘しました。

今書いている冬コミ用作品のテキストも、そこまでじゃないですが、面倒な差分が存在します。詳しくはネタバレになるから書きませんが……もうね、これね、大変なんですわ、ホント
ちょうど今、最後の差分パートを書いてますが、これがなかったら、今頃ラストシーン書いてんじゃないかってくらいに手間取りました。
明日〆切ですよ、まだ10シーン以上残ってますよ。寝られませんよ、もう! うきー!(と逆ギレ)

原画の安藤智也さんも修羅場ってるようです。……あの人の場合、年がら年中〆切のようなもんですが。

さーて、じゃ、作業に戻りますかねー。
頑張りまーす!