ウエイトレスがいっぱい
河里一伸(著)・日吉丸晃(イラスト)

ご注文は私でしょ?
自らスカートをまくりあげ、可愛く迫るウエイトレス。
従姉の千尋さん、幼なじみの瑞希、島の女の子・あさ美ちゃん……南国レストランはまさにハーレム!
三人が贈るスイートバージン、替わりばんこでフェラチオ奉仕。
制服少女を味わいつくす夢の4Pメニューは終わらない!


タイトルに偽りなし!の、見事なまでのハーレムです。
あらすじのとおりの、うはうはストーリーです。

書き手というのはどうしても色々な要素を作品に詰め込みたがるのですが(私はそんなタイプ。だから無駄に長くなる)、エンターテイメント、特に官能小説ではあくまでもエロが根幹。そこを間違えるとただの勘違い作品になるのですが、その点、この作品は軸がしっかりしています。
これは河里さんの作品全般に言えることですけども。

ハーレムものの魅力は、読者の代理である主人公が可愛い女の子たちに囲まれてうはうは、という夢のようなシチュエーションにあります(と私は考えてます)。
そんな夢のようなお話に、たとえば他の男キャラとか、鬱展開は必要ありません。フランス書院文庫のパラダイスシリーズもそうですが、あくまでも読者に夢のひとときをプレゼントするのが目的ですから、それを忘れてはいけません。

そういうことを踏まえてこの作品を読むと、いかにシンプルにハーレムものを追求したかがよくわかります。
無駄な設定を排除し、ただひたすらにハーレムを追い求めるその姿勢こそ、ハーレム作家の面目躍如と言えるでしょう。

読者は余計なことを気にせず、可愛い女の子たちとの甘々な生活に溺れることが可能なのです。

ハーレムものの魅力に複数プレイがありますが、そこも抜かりはありません、河里一伸。
プロローグに加えて、後半では2回の、計3回も複数プレイ(4P!)があるというサービスっぷり。
もちろん、ヒロイン3人それぞれの単独エッチもございます。

ハーレムが好きじゃ、大好きなんじゃああっ!というみなさま、どうぞ夢のひとときを堪能してくださいませ。