柔肌も露わなキャミソール姿を見せつけられるリビング。
食事の準備をする張りつめた美臀が豊麗すぎるキッチン。
熟れた身体を慰める艶めかしい吐息がもれる夜の寝室。
年上美女三人と過ごす毎日は、悩ましき誘惑に満ちていた!
女子高生、女子大生、義母……混ざり合った蜜香に導かれ、初フェラ、初クンニ、初体験!
美女だらけの甘い生活。


実はかなり前から弓月さんの本は編集部からもらってたんですが(オススメということで)、ようやく読みました。せっかくですから、最新刊を。

誤解を恐れずに率直な感想を書きますと、いい意味で「懐かしい官能小説」の香りがしました。
私の「懐かしい」というのは、10〜20年前です(官能小説を書く際、参考にしたのがその頃の作品だったので)。
その理由を問われても、「そう感じたから」としか書けない自分の力量不足を嘆くしかないのですけども。

ここ最近のフランス書院の(誘惑系)有望若手作家である秋月耕太さんや神瀬知巳さんと比べると、なんとなくその「懐かしテイスト」がわかりやすいかもしれません。具体的にどこがと指摘するのは難しいんですけれど、強いて挙げれば、単語の選び方とか独特の擬音描写、でしょうか。
これはいいとか悪いではなく、ただ私の感性の問題かもしれません。
ちなみに、私はもちろんこういうテイスト、大好きです。古臭くはないんだけれど、正統な官能小説の後継者、みたいな表現……かなぁ。うう、我ながらなに書いてるのかわかんなくなってきた(^^;

内容はあらすじにあるように、義母・義姉二人による誘惑系ですが、とにかくその胸に対する描写が凄いです。エッチシーンは全体的に濃厚なのですが、特におっぱい関連(パイズリとか)が好きな人にはたまらないと思われます。三人とも巨乳です、ええ。それも相当な。

ただし、美少女文庫やパラダイス、あるいは神瀬さんのようなハーレムエンドを期待してはいけません。あくまでも一人ずつなので、3Pとか4Pをご希望の方はご注意を。

複数ヒロイン同時進行が好きでない方もいますので(最後はちゃんとヒロインを選んで欲しいという読者も多いんです)、そういう属性をお持ちならばさらに楽しめるはずです。
もちろん、誘惑好き・おっぱい星人にもオススメ。