父を嫌悪しながらも、意識せずにはいられない血のつながり。
紙とペンが、堺田と鉄男の揺れる感情を剥き出しにする。
友情と情熱と欲望と因縁の多感ストーリー!


秋月耕太さんのブログ紹介されていたので買ってみました。全3巻で完結してます。

マンガを巡る物語なんですが、マンガを媒体にして、二人の主人公を描いているような印象が強いですね。実際、著者の日本橋ヨヲコさんもそのように巻末で述べています。

ただ普通に読むと、やっぱり一番強く感じるであろうことは、登場する「作り手」たちのその圧倒的なパワーではないでしょうか。

正直なところ、私には辛い作品でもありました。
なぜなら、私はここまで自分を追い込んでいないから。
そりゃ曲がりなりにもプロですから(自分で言うのはいまだに抵抗があります)、年がら年中、それこそ夢でも作品のことは考えてます。
が、そんなのは当然のことで、「G戦場ヘヴンズドア」に出てくる連中はそのずっと先を見て、そして歩いていることに強烈な劣等感を抱きました。

確かに、刺激は受けますけどね。

一つの作品として読むと、普通に面白いです。きちんとまとまっているし、最初からこのラストを描きたかったんだろうな、このシーンのために作者はここまで描いてきたんだな、というのがはっきりとわかるくらい、美しく結ばれています。
爽やかで、そして押しつけがましくないハッピーエンドは見事の一言。


個人的に一番気になったセリフは、
「……お前にはわかるまい。我が子の望む道を歩ませてやれない親の辛さなどな」
でした。
どういうシチュエーションで出てくるかは読んで確認してもらうとして……聞いてますか、担当編集のMさ〜ん?(笑)

ここで唐突に、つい先日の担当さんとの会話。

私「そろそろアレやりませんか〜?」
M「いやぁ、このまま伝説で終わるのもいいんじゃないですか〜?」
私「それは勘弁しましょうよ〜えへへ」
M「えへへ」

恋妹-彼女はふたご!
青橋由高(著)・安藤智也(イラスト)


こそこそと原稿書いちゃいましょうかね。300枚くらい。