長崎県の孤島波手島で、女たちが火に焼かれて死んだ。
宗教的理由による集団自殺か?
事件性を疑う私立探偵に乞われ、桜井京介は現地へ向かう。
その頃蒼はカルト教団に入信したまま戻らぬ友人を救出しようとしていた……。


建築探偵シリーズの最新作は、いよいよクライマックスに向けて加速する物語の序章でもあります。
ミステリなのでネタバレは書けませんし、シリーズものなので単独でこれを紹介してもあまり意味もないので、感想を書きづらいです(^^;

蒼が京介たちの力を借りていつしか自分の足で歩き始めたように、今度は京介が自分の道を進めるのか、シリーズ当初からの読者としてはどきどきしながら今後の展開を待ちたいと思います。

まあ、シリーズ中盤(「桜闇」あたり?)くらいから、最終章はこんな感じになるんだろうな、とみんな予想していたとは思いますけどね。