タイの男性が双子姉妹と結婚したというニュースを見ました。
もちろん重婚になるので正式な結婚ではないのですが。
以下、
恋妹〜彼女はふたご!
青橋由高(著)・安藤智也(イラスト)
美少女文庫
公式サイトはこちら(サンプルあり)
これを読んでる人向けの超短編。
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生徒会室で作業をしていると、
「ねえねえお兄ちゃんっ、この記事見たっ?」
双子の妹・明莉が宗一に抱きついてきた。自慢の巨乳を露骨に兄の腕に押しつけてくる。
「私たちもこんなふうに結婚しようよー。光莉もいいと思うでしょ?」
「うーん……」
姉の光莉は少し困った顔を見せる。
「私たち二人でお兄ちゃんのお嫁さんになるのは決まってることだけど」
「決まってるのかよ!?」
宗一の言葉は見事にスルーされる。
「どうせなら、私か明莉のどっちかだけでも、ちゃんと籍は入れておきたい気がするわ。ううん、それは明莉のほうがいいわね。私はお兄ちゃんのお嫁さん二号でいいよ」
「えー、それじゃ不公平になるよお。双子なのにぃ」
明莉が不満げに頬を膨らませる。あくまでも二人一緒に、というところにこだわっているようだ。
「双子でも、私はお姉ちゃんだもの」
「ぶー、こんなときだけお姉ちゃんぶってー。双子なんだから、そんなの関係ないよっ」
確かに光莉と明莉は双子だが、二卵性双生児だ。見た目は(胸のサイズ以外)まるっきり似ているが、やはり性格は微妙に異なっている。もちろん一卵性双生児でも、性格が異なることは多い。
普段はあまり姉妹の違いを意識することはないが、一緒に暮らしていると、もちろん細かい差は見えてくる。
あくまでもお互いに比較して、という程度の差だが、妹のほうがやや押しが強く、姉のほうが少し慎重派だ。
「あたしには二人とも同じにしか見えないけどね。どっちも生意気で邪魔なだけよっ!」
とは渚のコメントだが、これが一般的な意見だろう。恐らく外見以外でこの双子の違いを見分けられるのは、家族やごく親しい人間しかいないはずだ。
そして宗一は、その数少ない一人だった。
しっかりした姉を演じようと頑張っているけれど実は甘えん坊な光莉も、無邪気なように見えても実は繊細な心の持ち主である明莉も、どちらの妹も宗一は大好きだった。
「……宗一、キミ、今、あたし以外の女のこと考えてたでしょ」
『会長』と書かれた席に座っていた渚が、こめかみに青筋を浮かべながら笑いかける。もちろん目は笑っていない。
双子が件のニュースを読もうとパソコンの前で騒いでることを横目で確認してから、そっと口元を宗一の耳に寄せると、
「罰として、今夜はサービス残業。場所はあたしの家。いいわね? これは会長命令よ」
少しだけ目元を赤くしてそう囁くと、なにごともなかったように席に戻る。
「あ、一年ごとに結婚・離婚して、交互にお兄ちゃんのお嫁さんになるってのはどう?」
「どうせなら、重婚が認められている国に行ったほうがいいんじゃないかなぁ」
楽しそうにそんなことを話している双子の姉妹を、フン、と勝ち誇ったような目で一瞥する渚。形よい眉が嬉しそうにひくひくと動いてるのは、渚の機嫌がいいときのクセだ。もっとも、
(渚さんの機嫌がいいときって、たいてい僕ら周囲の人間にしてみると、迷惑なことのほうが圧倒的に多いんだけどなぁ)
宗一にしてみたら手放しで喜べることでもないのだが。
重婚できる国を検索する双子姉妹と、ニヤニヤ笑いを必死に押し殺してる生徒会長。
そして今夜はどんな無理難題を押しつけられるのだろうと内心冷や冷やの副生徒会長。
夏休み終盤の生徒会室には、そんな四人の思惑が渦巻いていた。
「ねえねえお兄ちゃんっ、この記事見たっ?」
双子の妹・明莉が宗一に抱きついてきた。自慢の巨乳を露骨に兄の腕に押しつけてくる。
「私たちもこんなふうに結婚しようよー。光莉もいいと思うでしょ?」
「うーん……」
姉の光莉は少し困った顔を見せる。
「私たち二人でお兄ちゃんのお嫁さんになるのは決まってることだけど」
「決まってるのかよ!?」
宗一の言葉は見事にスルーされる。
「どうせなら、私か明莉のどっちかだけでも、ちゃんと籍は入れておきたい気がするわ。ううん、それは明莉のほうがいいわね。私はお兄ちゃんのお嫁さん二号でいいよ」
「えー、それじゃ不公平になるよお。双子なのにぃ」
明莉が不満げに頬を膨らませる。あくまでも二人一緒に、というところにこだわっているようだ。
「双子でも、私はお姉ちゃんだもの」
「ぶー、こんなときだけお姉ちゃんぶってー。双子なんだから、そんなの関係ないよっ」
確かに光莉と明莉は双子だが、二卵性双生児だ。見た目は(胸のサイズ以外)まるっきり似ているが、やはり性格は微妙に異なっている。もちろん一卵性双生児でも、性格が異なることは多い。
普段はあまり姉妹の違いを意識することはないが、一緒に暮らしていると、もちろん細かい差は見えてくる。
あくまでもお互いに比較して、という程度の差だが、妹のほうがやや押しが強く、姉のほうが少し慎重派だ。
「あたしには二人とも同じにしか見えないけどね。どっちも生意気で邪魔なだけよっ!」
とは渚のコメントだが、これが一般的な意見だろう。恐らく外見以外でこの双子の違いを見分けられるのは、家族やごく親しい人間しかいないはずだ。
そして宗一は、その数少ない一人だった。
しっかりした姉を演じようと頑張っているけれど実は甘えん坊な光莉も、無邪気なように見えても実は繊細な心の持ち主である明莉も、どちらの妹も宗一は大好きだった。
「……宗一、キミ、今、あたし以外の女のこと考えてたでしょ」
『会長』と書かれた席に座っていた渚が、こめかみに青筋を浮かべながら笑いかける。もちろん目は笑っていない。
双子が件のニュースを読もうとパソコンの前で騒いでることを横目で確認してから、そっと口元を宗一の耳に寄せると、
「罰として、今夜はサービス残業。場所はあたしの家。いいわね? これは会長命令よ」
少しだけ目元を赤くしてそう囁くと、なにごともなかったように席に戻る。
「あ、一年ごとに結婚・離婚して、交互にお兄ちゃんのお嫁さんになるってのはどう?」
「どうせなら、重婚が認められている国に行ったほうがいいんじゃないかなぁ」
楽しそうにそんなことを話している双子の姉妹を、フン、と勝ち誇ったような目で一瞥する渚。形よい眉が嬉しそうにひくひくと動いてるのは、渚の機嫌がいいときのクセだ。もっとも、
(渚さんの機嫌がいいときって、たいてい僕ら周囲の人間にしてみると、迷惑なことのほうが圧倒的に多いんだけどなぁ)
宗一にしてみたら手放しで喜べることでもないのだが。
重婚できる国を検索する双子姉妹と、ニヤニヤ笑いを必死に押し殺してる生徒会長。
そして今夜はどんな無理難題を押しつけられるのだろうと内心冷や冷やの副生徒会長。
夏休み終盤の生徒会室には、そんな四人の思惑が渦巻いていた。
コメント
コメント一覧
今回で終わったりしないで、エロエロサービス残業(笑)をしっかり書いてください。
サービス残業する余裕は私にはありません(笑)。
でも、仕事じゃない小説は書いてて楽しいですねー。
単に現実逃避してるだけですが。
ただ、どうせなら「書いてください」と言われたいですね。だって、売れなかったら全責任が私に(^^;
「恋妹」がまた増刷されたら、確実にチャンスは拡大すると思います。
だから未読の人は買って!(笑)
あとはタイミングの問題ですかね。
個人的には「あねらぶ」の続編も書きたいです。こっちもセールス好調らしいので、可能性はありそうかと。
あの作品は「微熱」「約束」同様、あまり続編を意識しないで書いたんですよ。書こうと思えば書けるけど、という感じですか。
続編を書くには二つの難関がありまして……って、長くなるので、日記のほうに書きますね。