私の正月はサッカー天皇杯と高校サッカーが定番だったのですが、ここ数年、ちょっとその熱が冷めてました。事実天皇杯は見なかったし(と言うか、体調悪くて寝過ごした)、高校サッカーも今日の決勝戦しか見てません。
特に高校サッカーはここ数年、そのあまりのつまらない内容に辟易してたのです。
負けたくないという意識が強すぎて、ディフェンス重視のサッカー。高校レベルなら通用するという程度のフィジカル優勢の選手たちが、ロングボールを蹴って、適当に押し込むというスタイルばかり。
今の日本代表と同じように消極的なプレイしか見られないんじゃ、ストレスがたまるだけです。

ところが、今年は野洲高校がいました。
「テクニックで高校サッカーに革命を起こす」
そのキャッチコピーに誘われて今日の決勝戦を見ましたが……こんなに面白いサッカーを見たの、本当に久しぶりでした!
明らかにフィジカルで勝る鹿児島実相手に、その卓越したテクニックとアイディア溢れるプレイですいすいとドリブルや美しいパスワークでボールを進めるそのスタイルは、を魅了してやみません。

厳しいプレッシャーにも怯まず、その磨きに磨いた個人技で攻めの姿勢を貫く野洲の選手たち。
ディフェンスも、「その程度のドリブルじゃウチでは通用しないぜ!」とばかりに、軽々と鹿児島実のドリブルを止めていきます。

トリッキーで、アクロバティックで、そして美しい野洲のプレイ。
鹿児島実の最後まで諦めない気力と体力はさすがでしたが、決勝点も美しいパスワークから生まれた見事なゴールでした。
こんなにサッカーで感動したのは本当に久しぶりです。

願わくば、今の日本代表にも、こういったサッカーを見せてもらいたいと思います。ドリブルしない、シュートもしない、囲まれたらすぐバックパス、そんな積極的なサッカーはもうごめんです。

なんだかマンガの「シュート!」を思い出しちゃいました。

オンライン書店ビーケーワン:シュート! 1シュート! 1

「ボールを持ったら観客全員が自分を見ていると思え、そして自分一人でゴールに一歩でも近づけ!」
この久保さんのセリフを思い出したのは私だけじゃないですよね?

ガキの頃、マラドーナとかリトバルスキーを見てた私にとって、サッカーはやっぱりドリブルが華なんです。
あとはやっぱりドライブシュートかな(笑)。

あ、サッカーマンガなら、
オンライン書店ビーケーワン:Jドリーム 1Jドリーム 1
もオススメ。
特に、最終巻の
オンライン書店ビーケーワン:Jドリーム完全燃焼編 4Jドリーム完全燃焼編 4
これは泣けます。