
美姉の匂い
「匂いだけじゃない、これがお姉さんの本物よ」沁み下着に欲望を放つ弟の純情を知ったときから、同級生少女に童貞を奪われる姿を目撃した夜から、美咲の火照った身体は、相姦の罪を覚悟していた。「さあ私の××、嗅いで、味わって、貪って」禁忌を乗り越えてなお、欲しいものがそこにある!
日本で最も速い官能作家(笑)、尾崎嶺さんの作品です。
姉と同級生のあいだでふらふらする主人公……というシチュエーションはまさに青橋のツボでございました。
普通の誘惑モノかと思わせつつ、実は凝った構成と、意外な展開が詰め込まれています。
フェチ嗜好が合う方には、さらに楽しめるかと。
あのラストはちょっと予想外。でも、好き。
例によって自転車シーンはありますが、きちんと作品のなかに収まっているところに尾崎さんの才能と客観性が感じられます。
……いますよね、強引に自分の趣味や主張を作品にねじ込んで台無しにしちゃう人(^^;
余談ですが、主義主張をきっちりと消化して、しかもそれを活かした作品を書ける島田荘司さんには憧れます。
なんで島田さんが「占星術殺人事件」で江戸川乱歩賞を獲れなかったのか、いまだに納得いかないなぁ……。

占星術殺人事件
コメント
コメント一覧
「占星術殺人事件」は初めて読んだときには私も唸りました。謎解きの爽快感を初めて味わい、私をミステリー好きに誘った推理小説です。
末筆になりましたが、新作の「悪魔な彼女、天使な妹」拝読しました。悪魔と天使と人間という発想も面白かったのですが、難しい事抜きに万莉愛ちゃん可愛すぎですッ(笑。背中の羽根におしりの尻尾。四つんばいでおしりだけを高く揚げさせて、なんて発想(妄想?)、女性の私であってもしちゃいますもん(笑。また次回作にも期待させていただきます。ありがとうございました。
本格ミステリの大当たりを引くのはなかなか運も必要ですが、当たったときの快感は大きいですよね。
綾辻行人さんの「迷路館の殺人」とか、西澤靖彦さんの「七回死んだ男」なんかは凄く面白かったです。
「悪・天」、わざわざ読んでいただいて、恐縮ですm(__)m
今回は万梨愛、大人気ですね(嬉)。
尻尾描写は頑張ったので(でもまだ物足りない気分)、ウケてもらえれば幸いです。本当は愛菜の翼でイチャイチャシーンも書きたかったんですが。
次回作は、そろそろ書き上がりそうです。8月には出したいんですけどねー。