僕には悪魔(リリス)な師匠がいます僕には悪魔(リリス)な師匠がいます[AA]
青橋由高(著)・HIMA(イラスト)
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「このエロ弟子ぃ、早くイキなさいぃ!」
 黒のウェディングドレス姿で跨がって、可愛い弟子の童貞を奪う原初の悪魔リリス。
「リリア様好きです、ずっと好きでした」
 若さに任せた突き上げが子宮を縦に揺さぶって、一番神聖な部分が、一番大切な愛弟子に蹂躙されていると知覚した瞬間、ついに黒衣の新婦は弟子に、人間に敗北した。
「あっ、イク、今のホントにダメぇぇ!!」
 歓喜の涙を滲ませて、背を仰け反らせて、双つの巨乳を波打たせて、伝説の悪魔は、初めての体験で、初めての夫婦生活で、初めての本気アクメに導かれた。
 …………
「これで勝ったなんて思わないことねっ!最初にイッたのはお前で私はそのあと!」
 先に達したことを隠そうと負けず嫌いを口にする、可愛い可愛い悪魔嫁!

その1から続く)

 今回、執筆の際に最も苦労したのは、ヒロインのリリアでした。おっぱいの大きさだけは確定してましたけど! 巨乳はHIMAさんのリクエストなんで!(笑)

 当初は、ツンデレっぽい性格を考えてました。でも、書いてるあいだ、なんか違うな、と。3章くらいまで書いてもまだ自分の中で違和感が拭えなかったので、変更を決断。
 私はプロットのキャラや設定を変えることをしばしばやります。だから変更することは迷わなかったのですが、ストーリーの骨格はいじりたくなかったため、ちょっと悩みました。

 特に、序盤の勘違いシーンは個人的に気に入ってたので、あそこを活かせるようにと考えた結果、あのようになりました。弟子であり主人公である昴との関係性も難しかったです。
 昴がちょっと視野狭窄気味に師匠を盲信してるところは、企画段階から変わってません。だからこそあの第1章になるわけで。
 一歩間違うとヤバい主人公キャラって、すっごく好きなんですよねー。デビューして間もない頃に書いた作品にも、そういった傾向がありましたもん。15年経っても成長してない私。

 リリアがどうして日本に来たかとか、ここらへんの設定は尺の関係もあって大部分をカット。宗教絡みの話にもなるし、別にいいかと。

 今作は悪魔を始め、天使とか魔族とか神様とか色々出てくるんですけど、その名前を決めるのが地味に面倒でした……。一応、全員に元ネタはあります。ひねくれてるので、あまりストレートには使ってませんが。

 リリスという悪魔は様々な伝承がある一方で、その特徴はあまり知られてないと思います。だから作中で説明してるんですが、あまりだらだら書くのもよろしくないし、かといって最低限のことは記しておかないとどこをネタにしてるか伝わらないので、そこらへんのバランスは気をつけました。
 アダムとかサタンとか、サキュバス絡みの辺りですかね。あとは騎乗位云々。

 本当は、喉仏フェチ、というアイディアもありましたけど(アダム絡み)、使うところなかったので今回はパス。

 あ、作中でドラゴンの話出てきますけど、もちろん、ブラコンのあのお姉ちゃんです。

大サイズ僕には龍神(ドラゴン)なお姉ちゃんがいます
青橋由高(著)・HIMA(イラスト)
美少女文庫
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 リリアのセリフで個人的に好きなのは、「このバカ弟子」と、同じイントネーションで繰り出される「この愛弟子」です。語尾にハートマークつけて脳内再生してやってくださいませ。

(自己解説その3に続く)