表紙(仮)僕には家事妖精(シルキー)なメイドがいます[AA]
青橋由高(著)・HIMA(イラスト)
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銀の髪、紅い瞳、白いドレス……爆乳。
僕の洋館には家事妖精なメイドさんが棲んでいます。
「甘いお菓子と、今は英太郎が大好きです」
綺麗好きで匂いフェチで、ご奉仕Hが得意な絹葉さん。
クールな美貌を蕩けさせる初体験、メロメロフェラ、悪戯校内制服プレイ!
主とメイド、聖夜に交わす誓いのキス。

 2017年12月発売。通算56冊目(アンソロ系含まず)。美少女文庫では48冊目。

 HIMAさんとのコンビは「お嬢様姉妹はW嫁!」「メイドやります! 年上お姉さんとツンツン幼なじみ」「僕には龍神(ドラゴン)なお姉ちゃんがいます」に続く4作目となりました。

 タイトルはドラゴンお姉ちゃんのフォーマットをなぞってますが、続編というわけではありません。設定的には繋がってますけども、むしろ近いのは「メイドやります!」のほうです。地域的にはほぼ一緒ですから。

 今回の企画は若干苦戦しまして、いくつかの案の中からシルキーというネタを選びました。
 ちなみに、他の企画候補には「メイドやります!」の続編も含まれてましたね。
 当時の私は色々と疲弊しきっており、また全部一から設定とかキャラを考えることに心が折れかけてたのです。続編は続編で大変なんですが。
 ま、結局のところは「困ったらメイド」という私と担当さんの悪癖が(笑)。「困ったらお姉ちゃん」の法則もあります。

 家事妖精がメイド、というネタは、もう何年も前からアイディア帳にあったのですけど、当時私が想定してたのはシルキーではなくブラウニーでした。確か子供の頃になにかのマンガで読んだのですけど、いまだにタイトルが思い出せません。小山田いくさんの作品だったかなぁ。「君はノルン」あたり?
 そんな中、「魔法使いの嫁」がヒットしてくれたおかげでシルキーの知名度が上がりました。
「よし、やるなら今だ!」
 こうしてブラウニーからシルキーに変わったものの、家事をやってくれる(色々デメリットもありますが!)妖精がメイドに、というネタを使うことになりました。
 ちなみに、「魔法使いの嫁」のアニメ化の時期と重なったのはただの偶然です。

 執筆のために改めてあれこれ調べたところ、シルキー(あるいはブラウニー)に関する伝承は結構ばらつきが多くて、どれを使うか悩まされました。資料のために入手した本を読んだら、シルキーに関する記述が2ページしかなかったり、とか。
 英国の伝説とか風習、料理なんかも調べましたが、作中に使えなかったネタも色々。ま、いつもそんな感じですけどね。

その2へ続く)