おさな妻 (フランス書院文庫)
高杉圭
フランス書院
公式サイトはこちら(サンプルあり)

「だめよ、あなた。学校に遅刻しちゃうから……」
切ない吐息をもらし、クンニする夫に訴えるすみれ。
昼は清純な女子高生、家に帰るとかわいい人妻。
セクシーなランジェリー姿から裸エプロンまで、激しすぎるダンナ様との新婚生活に眠る暇もない!?
妻の母まで乱入して、今夜は召しませフルコース!

 タイトルと表紙とあらすじを見て漠然と想像していたストーリーがありましたが、予想どおりだったのは本当に序盤だけでした(笑)。
 ヒロインたちと同居してる義母が加わるのは、うん、なるほどな、と思いました。ふむふむ、幼妻とその母親か、エロの王道だな、悪くない、むしろ私の好みだ、いいぞいいぞ……というのが第一章まで。
 二章で、(私からすると)予想外のヒロインがもう一人登場します。え。ここでさらに幼妻追加!?
 そ、そうか、それでこの「おさな妻」ってタイトルか。
 むむむ、なんて贅沢な構成だ。

 そして中盤でついに義母とも関係を結び、よしよし、こっからは母娘丼展開かな、もしくはメインヒロインの幼妻とのエロエロシーンかな、と読み進むと……うおい! え、なにこれ、ここでそう来るの!?……という、予想しなかった方向に話が転がります。
 な、な、なるほど、うん、確かに「おさな妻」だわ。
 し、しかしいいのかこれ、後輩に思わず同情しちゃったぞ私(笑)。まあ、主人公に感情移入してるならオッケーかな?

 最後はもちろん全員まとめてのハーレムエロとなりますが、主人公の鬼畜っぷりというか、欲望に忠実なところが凄いです。おい、少しは遠慮しろ(笑)。


 男の夢というか欲望、願望を詰め込んだ作品でございました。