通常サイズ異世界でハーレム始めました 姫騎士と魔王と王妃
青橋由高(著)・有末つかさ(イラスト)
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メロンブックスで描き下ろし別カバー&書き下ろしSS
オータムリーフでカットシーンの小冊子
フェア参加書店で書き下ろしSSペーパー
「こっちの世界の方が幸せでしょ
扉の向こうはなんと異世界!
魔王を倒してハーレムへ!
王妃ソニアと初体験して魔王オリガをマゾ堕ち調伏!
姫騎士シルヴィアともツンデレラブ!
現代チートで魔界も王国も救えば──腹ボテパレード&再処女4P結婚式!
異世界で夢の勇者生活、始めました。

 2014年3月18日配本開始、20日頃発売。通算41冊目(黒本4冊含む)。

 過去の40冊とは異なり、ファンタジーらしき設定になってます。本質的にはいつものノリなんですが、舞台は異世界で、ヒロインたちは姫騎士、魔王、王妃と、まあ、それっぽい構成。

 なんで今さら毛色の違うもの書いたの、とよく聞かれます。
 直接的な理由で言いますと、他のプロットがボツになり、だったらファンタジーものやりますか、と担当さんから持ちかけられたからです。あちらの思惑は知りません(笑)。
 じゃあ編集サイドからの指示で書いたのかというとそうでもなく、昔からこーゆーのやりたいとは思ってたんです。多分、過去のブログとかでも書いてる気がしますけどね。触手やりたいとか産卵プレイやりたいとか王妃と王女の母娘丼大好物とか!
 もちろん、私の変態的嗜好を全部持ち込めるはずもなく、比較的正統派な、言い方を変えればありがちな設定になってます。

 ありがち、というのは意識しました。ここでのありがちとは、ファンタジーエロゲでの展開です。
 作中でもエロゲマニアの主人公、奨が何度も言ってますね。

 企画段階では「主人公が異世界に行って、現代日本のテクノロジーとか知識とかでチートキャラになる」という路線は決まってました。これは担当さんサイドの要望でしたが、私もそのつもりだったのでスムーズにプロットはできた……はず。もう記憶があやふやです。秋葉原のファミレスで打ち合わせしたことは覚えてんですが。 

 私の作品でチートというと「悪魔メイドはツンツンデレデレ!」の主人公・錬太がおりますが、あやつとは違い、今回の奨はただのエロゲ大好き大学生です。
 なんだかんだで善人ではありますが、女性関係は極悪人でございます。でも書いてて楽しい主人公でしたね。
 作中で色々と考えたり悩んだり憂ったり脅えたりと、その内面の変化を書きたかったのですが、今回もページ超過のためにそーゆーところだいぶばっさりカットしちゃったのが私としては残念。ただのエロいだけの主人公じゃないように描きたかったのです。その片鱗だけでも伝わってると嬉しいです。

 3人のヒロインたちについては自己解説その2にて。