お姉ちゃんには逆らえない!
青橋由高(著)・みさくらなんこつ(イラスト)
美少女文庫
公式サイトはこちら(サンプルあり)
(その2から続く)
その3では細々とした裏話を。
いつもなにかしら他の作品とリンクさせておりますが、今作は地理的な問題もあり、直接的なものはありません。舞台となった久須野という町には特定のモデルもないです(いくつかの土地をミックスしました)。もちろん、私の脳内にはイメージはありましたけれど。
同じ日本海側の地方都市が舞台である「お嬢様姉妹はW嫁!」とも別の場所です。あっちは新潟県の某市がモデルですね。
余談ですが、「トリプル」シリーズでお馴染みの鬼江村は大分県某所がモデルです。
じゃあ今回はリンクがないのかというと、ちょっとだけ仕込みました。
本編100ページ出てくる、綾華の作品を買った人物は、もうみなさんすぐにわかったかと思いますが、「好き好き大好きお姉ちゃん」の斗和子です。
そのうち、るーくん連れて久須野に旅行に来るんじゃないですかね。
何ヶ所か幕間シーンが章と章の間に挿入されてますけど、これは担当さんのアイディアというか要請でした。久須野のガイドとか案内記事みたいなのどうですか、と。
で、私は書きましたよ、全部。
ところが原稿提出したら「やっぱりいらないですね、これ」とか言われて、ほぼ全面カット(笑)。
もったいないので、一部を蔵出し。
初稿ではこんな幕間シーンがあったんです。
○幕間〜久須野ガイドその1「姉神伝説」
この土地には「姉神伝説」という昔話が伝わっています。
村人を苦しめていた悪い化け物を美しい女神が倒し、久須野を救ったお話です。
ユニークな点は、普通ならハッピーエンドになるところからここから物語が始まるところでしょう。
(中略)
人間の少年を弟にしてからの姉神様の豹変ぶりに関するエピソードは数多く伝承され、現在も町のあちこちに伝説にまつわるものが遺されています。
姉川・姉山・姉台など、姉という字のついた地名が多いのも久須野の特徴です。
(中略)
これらのことから久須野は近年、一部の愛好家から「姉の聖地」とも呼ばれ、年々訪れる観光客も増えています。
あなたも姉神様ゆかりの場所を歩き、伝説に想いを馳せてみませんか?
(久須野町観光課製作のパンフレットより抜粋)
○幕間〜久須野ガイドその2「姉神神社」
久須野には姉神にまつわる場所や建物が数多く点在しているが、その中心的な位置を占めているのはその名もずばりの姉神神社だろう。現在も多くの檀家が存在し、その中には久須野経済を支えている地元企業の多くも含まれているという。
久須野には昔から「困ったときの姉神様」という言葉があるが、問題や悩みを抱えた者は今もこの神社に足を運ぶ。
そして最近、さらに参拝する人の数が増えているらしい。なんでも、姉神様にお礼を言いに来たのだと彼ら彼女らは口を揃える。
「うちの旅館にお客さんの予約がいっぱい予約が来たんです」
「我が社に海外から大きな商談が持ち込まれましてね」
「理想の旦那様が見つかったのっ。歳下で可愛いのっ」
「べ、別に、姉神様に頼まなくたって、アンタのことは前から……ってなに言わせてんのよバカァ!」
「俺、プロのサッカー選手になれたんだ!」
「わたし、今度マンガ家デビューするの! BLだけど!」
町中に広がる幸運の噂を聞いて、今日も姉神神社には多くの人がやって来る。
あなたは、姉神様になにを願うだろうか?
(久須野高校新聞部の校内ブログより抜粋)
○幕間〜久須野ガイドその3「姉山」
自然に恵まれた久須野には見所が満載だが、やはり姉山、それも頂上の展望台は是非押さえておきたい観光スポット!
標高も斜度もそれほど険しくないので山に慣れてない初心者でも問題なし! 歩くのがイヤなら、ロープウェーもあるから楽ちん!
晴れていれば素晴らしい眺望が楽しめるが、曇っていてもご当地グッズが満載の売店があるからだいじょうぶ!
久須野を舞台にしたヒット小説「まいふぇあぶらざぁ!」の限定ストラップや、著者の戸部夏純先生のサイン色紙も公開中だ。
また、これからの季節ならば夏限定の星空鑑賞会もオススメ。事前予約は必要だが、まるで宇宙かと思うような満点の夜空を楽しめるぞ!
(旅行情報誌の記事より抜粋)
本編には関係ない、どーでもいい部分ではありますが、書くのはすっげぇ大変でした。
さらっと「あねらぶ」の夏純お姉ちゃんもとリンクさせてたんですけどね。
(その4に続く)
青橋由高(著)・みさくらなんこつ(イラスト)
美少女文庫
公式サイトはこちら(サンプルあり)
「可愛すぎるぞ!」「大好きですわカナくん」
左右から巨乳で挟まれて、耳をはむはむ、ほっぺへChuChu!
和奏と綾華は姉神の依り代に選ばれるほど超絶ブラコン!
凛々しい剣道姉とエロエロ変態姉に弟は甘やかされて搾られて……
いちゃ2混浴、3P部活、黒と白が織りなすWウェディング!
(その2から続く)
その3では細々とした裏話を。
いつもなにかしら他の作品とリンクさせておりますが、今作は地理的な問題もあり、直接的なものはありません。舞台となった久須野という町には特定のモデルもないです(いくつかの土地をミックスしました)。もちろん、私の脳内にはイメージはありましたけれど。
同じ日本海側の地方都市が舞台である「お嬢様姉妹はW嫁!」とも別の場所です。あっちは新潟県の某市がモデルですね。
余談ですが、「トリプル」シリーズでお馴染みの鬼江村は大分県某所がモデルです。
じゃあ今回はリンクがないのかというと、ちょっとだけ仕込みました。
本編100ページ出てくる、綾華の作品を買った人物は、もうみなさんすぐにわかったかと思いますが、「好き好き大好きお姉ちゃん」の斗和子です。
そのうち、るーくん連れて久須野に旅行に来るんじゃないですかね。
何ヶ所か幕間シーンが章と章の間に挿入されてますけど、これは担当さんのアイディアというか要請でした。久須野のガイドとか案内記事みたいなのどうですか、と。
で、私は書きましたよ、全部。
ところが原稿提出したら「やっぱりいらないですね、これ」とか言われて、ほぼ全面カット(笑)。
もったいないので、一部を蔵出し。
初稿ではこんな幕間シーンがあったんです。
○幕間〜久須野ガイドその1「姉神伝説」
この土地には「姉神伝説」という昔話が伝わっています。
村人を苦しめていた悪い化け物を美しい女神が倒し、久須野を救ったお話です。
ユニークな点は、普通ならハッピーエンドになるところからここから物語が始まるところでしょう。
(中略)
人間の少年を弟にしてからの姉神様の豹変ぶりに関するエピソードは数多く伝承され、現在も町のあちこちに伝説にまつわるものが遺されています。
姉川・姉山・姉台など、姉という字のついた地名が多いのも久須野の特徴です。
(中略)
これらのことから久須野は近年、一部の愛好家から「姉の聖地」とも呼ばれ、年々訪れる観光客も増えています。
あなたも姉神様ゆかりの場所を歩き、伝説に想いを馳せてみませんか?
(久須野町観光課製作のパンフレットより抜粋)
○幕間〜久須野ガイドその2「姉神神社」
久須野には姉神にまつわる場所や建物が数多く点在しているが、その中心的な位置を占めているのはその名もずばりの姉神神社だろう。現在も多くの檀家が存在し、その中には久須野経済を支えている地元企業の多くも含まれているという。
久須野には昔から「困ったときの姉神様」という言葉があるが、問題や悩みを抱えた者は今もこの神社に足を運ぶ。
そして最近、さらに参拝する人の数が増えているらしい。なんでも、姉神様にお礼を言いに来たのだと彼ら彼女らは口を揃える。
「うちの旅館にお客さんの予約がいっぱい予約が来たんです」
「我が社に海外から大きな商談が持ち込まれましてね」
「理想の旦那様が見つかったのっ。歳下で可愛いのっ」
「べ、別に、姉神様に頼まなくたって、アンタのことは前から……ってなに言わせてんのよバカァ!」
「俺、プロのサッカー選手になれたんだ!」
「わたし、今度マンガ家デビューするの! BLだけど!」
町中に広がる幸運の噂を聞いて、今日も姉神神社には多くの人がやって来る。
あなたは、姉神様になにを願うだろうか?
(久須野高校新聞部の校内ブログより抜粋)
○幕間〜久須野ガイドその3「姉山」
自然に恵まれた久須野には見所が満載だが、やはり姉山、それも頂上の展望台は是非押さえておきたい観光スポット!
標高も斜度もそれほど険しくないので山に慣れてない初心者でも問題なし! 歩くのがイヤなら、ロープウェーもあるから楽ちん!
晴れていれば素晴らしい眺望が楽しめるが、曇っていてもご当地グッズが満載の売店があるからだいじょうぶ!
久須野を舞台にしたヒット小説「まいふぇあぶらざぁ!」の限定ストラップや、著者の戸部夏純先生のサイン色紙も公開中だ。
また、これからの季節ならば夏限定の星空鑑賞会もオススメ。事前予約は必要だが、まるで宇宙かと思うような満点の夜空を楽しめるぞ!
(旅行情報誌の記事より抜粋)
本編には関係ない、どーでもいい部分ではありますが、書くのはすっげぇ大変でした。
さらっと「あねらぶ」の夏純お姉ちゃんもとリンクさせてたんですけどね。
(その4に続く)
コメント
コメント一覧
幕間は個人的に好きだったのですが、この未公開場面も読んでいて笑ってしまったので勿体ないです…とはいえご利益の部分は本文に埋め込まれているので、ところどころに散りばめられているのかなと想像してしまいました
幕間は、まあ、ページに余裕あったら残してもよかった気もしますね。なくても問題ないのも事実ですが(笑)。
なんか読んでいて昔プレイしたエロゲーの「みここ!」を思い出しましたね。なんかかぶるというか…(知らないですよねすみません…ニコニコ大百科に記事ありますんでよければ見てみてください)
まあ、あまりにも露骨にリンクしすぎると未読の人にはわかりづらくなりますからね。でも同人誌なら…ということでブラコンお姉ちゃんたちが今回の舞台に遊びに来るシュチュエーションなんかはいかがですかね?
そーいやもう2年くらいエロゲー遊んでない気がする……。積みゲーも崩さないといけないんですが。
同人誌だとなんでもできますので、そのうち登場するかもしれませんね、この町。