ストライクウィッチーズ 劇場版 Blu-ray通常版ストライクウィッチーズ 劇場版 Blu-ray通常版

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 予備知識なしで観ました。「2」の直後の話ってことすら知りませんでした。過去とか未来の話かも、とか思ってたくらいです。

 以下、がっつりネタバレありますので注意。いつも以上に露骨にネタバレしますので、マジ注意。













 BD再生して最初に驚いたのは、冒頭部分の重低音。真夜中だったのでちょっと焦りました。うちは2.0ch構成でサブウーファーなしのフロントスピーカーのみなのに結構な迫力。5.1chだともっと凄いんだろうなぁ。

 序盤から中盤にかけては新キャラを出しつつも懐かしの501部隊の面々が顔を出して、ファンサービス的な印象。無論、嬉しい。文句などない。私の好きなバルクホルンさんの武装シーンとかたまらん。サーニャたん可愛い。リネットちゃんぱふぱふしたい。

 ストーリーが動き出すのは中盤以降、ほとんど終盤で、だからちょっとだけ駆け足の印象もなくはないですが、多分わかった上で作ってる気がします。これはこれでありかな、と。むしろ全編に渡って見所ある感じ。
 退屈なシーンもないし、だれないですね。あくまでもこの作品のファンとしての感想ですけども。

 個人的に一番気になってたのは、前作のラストで魔法力を使い果たした芳佳が復活するのか否か、でした。
 もちろんお約束で、みんなのピンチに大復活、空に舞い上がる!……みたいな展開を激しく期待してたのです、私は。ご都合主義だろうがなんだろうがそーゆーの好きなの。大好きなの!
 ところが、中盤くらいから「あ、あれ? もしかして……芳佳、このまま?」という予感が。
 後半、魔法なしで一人で奮闘する芳佳を見て、スタッフはそっちの路線を選択したのか、と思ったのです。
 中盤の戦艦内部のシーンと合わせて、
「魔法は使えなくても芳佳は芳佳だよ」
 ってメッセージなのかなぁ、と。

 もしそうならば、私の嗜好からするとあまり望ましくない展開ですけど、でも、いやいやこれはこれでアリじゃん、とも感じつつ観ていると…………おおお、来た! やっぱり来た、お約束路線!
 震電が投下され、501部隊が空を舞うクライマックスは、あざといなぁ、ズルいなぁ、でもイイなぁ、たまらんなぁ、などと満喫させていただきました。

 そしてラストの「つづく」の文字! おおう、楽しみすぎる!