最後まで書きましょう : 一日一歩～青橋由高の特別でない毎日～

　そろそろ美少女文庫の応募原稿が〆切になりますが、送ろうと思ってるみなさま、進捗具合はいかがでしょうか。〆切のタイミングは私も似たようなものですので、一緒に頑張りましょう。

　私もアマチュア時代に散々経験してますけど、収拾つかなくなって途中で投げ出して、別の作品に移るのだけはやめましょうね。矛盾だらけだろうがつまらなかろうが、とにかく最後まで書き上げるのがコツです。改稿とか修正はこの際無視してもいいです。最終章まで、エピローグまで書き上げたという事実と経験と自信がなにより大切です。

　逃げ出すクセがついちゃうと、プロになってから苦労します。
　だって、プロットにゴーサイン出た場合、自分が「もう無理。まとめられない。飽きた。他の書きたい」などと思っても逃げられないんですから。当然、時間的にもそんな余裕ありませんし。

　なんでこんなこと偉そうに語るかといいますとね、今だから言いますが、昨年の私が完全にこの状態でした。
　〆切から逃げたい、なんてのは365日24時間常時マックスモードで稼働中ですけど、今手かげてる作品を放り出したいところまで追い込まれたのはほとんどありません。少なくとも、ちょっと思い出せません……去年を除けば。

　昨年発売された「お姉ちゃんのムコになれ！」は、書きながら何度も大幅な修正をした作品で、もう本気で投げ出したくなった作品です。
　実際にはしませんでしたけれど、担当さんに「これ、なしにしてくれませんか」と泣きつこうかと本気で考えました。一度や二度じゃなく。
　まあ、どうにかこうにか完成しましたし、自分なりに全力を出し切った作品になりましたが、あのときは本当に辛かったです。

　ただ、苦労した甲斐があったのか、おかげさまでセールスはなかなか上々だったそうです。昨年のレーベル売上トップ10にはランクインしてたはず。ありがとうございます。

　この2つ後の「トリプル生徒会長と恋の守護霊」でも若干「もう無理！」と喚いてましたが、「トリプル押しかけお姫様」や現在やってる原稿は特にそういうこともなく、むしろ楽しく書いてるので、たまたまだったんですかね。

　では、まとめにはいります。結論です。

　なにはともあれ書き上げる！
　そして、
　「お姉ちゃんのムコになれ！」と「トリプル生徒会長と恋の守護霊」よろしく！
　ということです！
　よろしくお願いします！
　よーするに宣伝です、はい！