トリプル生徒会長トリプル生徒会長と恋の守護霊
青橋由高(著)・有末つかさ(イラスト)
美少女文庫

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「その恋、わらわが叶えてやるぞ」
春、瑠依、成海──合併校の生徒会長たちが出会ったのは3人のご先祖様!
幼なじみの徹クンをゲットするための作戦とは!?
ボーイッシュな春が失禁告白
セクシーな瑠依がアマ脅迫
クールな成海姉もエロ2デレ
守護霊が応援する、三つ巴の大ハーレム!

 2012年1月発売。通算32冊目の単行本。

 「トリプル押しかけ」シリーズに続く4冊目、と言いたいところなんですが、厳密にはこれ、「トライアングル生徒会長」という企画でスタートしたんですよね。
 鬼江村シリーズをやめるということではなく(実際、今作も鬼江村が関連しています)、違う展開もしよう、という意図で「トリプル」から「トライアングル」にしたわけです。
 本音を暴露しますとね、「トリプル」はともかく、それが「押しかけ」てくるというシチュがもう思いつかなかったんですわ、ええ。
 さらにぶっちゃけちゃいますとね、「トリプル」ももう勘弁して欲しいわけです(笑)。
 ヒロイン3人はマジ大変なんですって! ページ数が特に!

 諸般の事情により2人ヒロインはダメだったので、やるとしたら単独か3人、もしくはそれ以上。
 おかげさまでここまで「トリプル押しかけ」シリーズは好調な売り上げだったので、わざわざその流れを断ち切ることもないだろうという、実に安易かつ現実的な判断をしまして、
「んじゃ、トリプルって言葉は使わないで、トライアングルにして、3人ヒロインにしましょうか」
 となったのです。

 許嫁・メイド妻・お姫様と来たので、次は妹かお嬢様か先輩かお姉ちゃんか生徒会長だろうという、これまた安易な企画会議に突入。
 妹は「妹は電波系」やったし、姉も「お姉ちゃんのムコになれ!」やったばかりだったから回避。お嬢様はお姫様とちょっとダブるかな、ということで生徒会長に決定。
 学校合併で3人の生徒会長が覇権を争う……という大枠まで決めたまでは、まあ、そこそこ順調でした。

 最初の案では会長同士の争いがメインだったのですけど(キャラはほぼ一緒)、なぜかそこからご先祖様が絡んでくるように……。なんでそうなったのか、もう覚えてません。
 ご先祖様たちの過去については、脱稿寸前まで本当にあれこれ変わりました。よくもまあ、大きな破綻もなくまとまったものだと今でもびっくりです。

 春(表紙右のボーイッシュなボクっ娘)がお漏らししちゃうシーンあるんですが、これは帯の推薦文をぢたま某さんからいただくために設定しました。
「生半可なお漏らしでは俺はコメントをやらん!」
 と言われてたので、頑張って書きました(笑)。
 実際に帯に使ったのはお漏らし関係ないコメントになりましたがっ。

自己解説その2に続く)